「太平洋戦争でアメリカを破った日本」なんてどこの国の人が言っているんで すか。
中国でも韓国でも、アジアの人々は日本のことを良く知っています、
おそらく戦前の日本のことなら、日本の若者達より中国や韓国の若者の方がよっぽど
良く知っていると思います、良く勉強していると思います。
これは私自身の経験や、交流の体験からの確認です。
勿論、みのもんたやどこやらの占いのオバサンの事は知らないでしょうね。
それと同じでオサマ・ビンラディンやアルカゥイの事がアラブ・イスラムでそんな
に有名とは思えない、彼らが正義の味方なんてあろう訳ないし、もともとアメリカの
子飼いだったりするからそんなに人気がある訳がない。
日本も含め西欧のマスメディアは、戦争の真実を隠すために、色々とデッチ上げ、
所謂マッチポンプなどやって人々の目を逸らし、金儲けのため情報を売り垂れ流して
きた。
そんなものに安易に騙されてはならない。
オサマ・ビン・ラディンなどとっくにアフガンの山中で野垂れ死にしているかも知
れない、アルカゥイなんて何かがあれば利用されて登場するが、本当にいるのか、い
ないのか誰も判らない。
かつてサダム・フセインが行き方知れずになった時、彼が残存の大統領親衛隊を率
いてゲリラ活動していると言われていた。
しかし、彼が惨めに穴倉から出てきて以降、イラクの武装勢力による闘いはより激
しくなってきた。
今欧米による戦争も、またそれに対するレジスタンス攻撃もゲリラ闘争も、かつて
のようなどこか不屈のスーパーマンや英雄がいて闘われているのではない。
イラクにまたアフガンでも象徴的ですが、無数の、とどめもない無名の人々によっ
てその戦いは担われている、マスメディアが流す「自爆テロ」でも何人も爆弾を抱え
て死んだ筈なのにますます増えている、止めようもない。
もし「自爆テロ」とかが、かつての日本特攻隊のレベルならとっくに種切れしてい
る、人も爆弾も、なのにより一層増えている。
これはイラク侵略戦争が物凄く深い原因を持っているからです、仮にイラクでレジ
スタンス勢力が敗北しても、他の国や地域地でまた新しい闘いが、レジスタンスが、
「自爆テロ」と称される闘いが行われる。
これは今の資本主義体制が転覆するまで続く、今の経済グローバル化、弱肉強食の
体制、貧富の格差がますます拡大し、地球の四分の一の人々が食糧確保に苦しむ世の
中が、根本的に変わるまで続きます。
おそらくその闘いの中心には、韓国の民主労総的な労働者が中核を担うでしょうし、
或いは抑圧され、差別された人々、餓えた人々との統一戦線の下に闘われるでしょう。
マスメディアは自らが生き延びるために、更に幻想を生み出して行くでしょう、そ
の時また新たなオサマ・ビン・ラディンが生み出され、アルカゥイが活躍するでしょ
うが、この流れは決して止まらないと思います。
地道にオルグをし、会費を集め、動員に従う、それも間違いなく重要で、確かに必
要です、しかしこの世の中の構造を良く知った上で、初めてその運動も芽吹くのです、
花が咲き、実がなるのです。
今の上が言うから、指令が来たから仕方なく、なんの感動も楽しみもなく動いてい
るだけでは何にもなりません。
既に日本は世界の人々の怒りを買う国に転落しています、ゲリラ戦争をかけられる
国になっています。
今問われているのは、私達が如何にまともな闘いを闘えるのか、如何に自衛隊のイ
ラク派兵に反対し、つくる会教科書の採択を阻止し、小泉の靖国参拝を止めさせ、民
営攻撃や非正規雇用などと闘い、共謀罪法案を廃棄に追い込むかなど具体的な闘いこ
そ、問われているのです。
その闘いができた時、アジアや世界の人々は私たちを見直し、共に連帯出来る友人、
信頼に値する労働者と見てくれるでしょう。
現状を許しておいて、嘆いても誰も手を差し伸べてはくれないのです。