かつての朝鮮戦争でも、今のイラク戦争でも、現に、米国の介入・誘導で、同
胞同士が殺し合いをさせられているのではありませんか。
戦争というのは、ある意図の下、駒となって殺戮しあう、させられる人間の屍が現
実です。この屍を乗り越えるとき、武力をともなったレジスタンスが生まれるのでは
ありませんか。
イラクの少女の見た現実が、何によってひきおこされているか、理解してください。
アフガンでも、イラクでも、サイパンでも、また戦火の沖縄でも、国内外の帝国の
意図によって、日本人同士、隣組同士、身内同士が殺しあってきたのではありません
か。
軍国主義というレール敷設の労働に従事させられ、大半が死滅させられ、生き残っ
たものは自らが生き延びるために、他の人間をころす。
これが戦争です。
遠いイラクの世界で起こっていることも、全ては根源は同じ。占領と略奪を、どれ
ほど、甘い言葉で、きらびやかな言葉で飾り立てようが、人肉と流血の山、憤怒の爆
発を呼び込むことに変わりはありません。
話は変わりますが、ロンドンテロ。
公衆の面前で、5発の銃弾で殺された「テロリスト」青年だそうですが、どうやら、
爆弾というやつは、警官の思いのままに操作されるようですね。