この結果には不満のある党員が多いのかもしれない。確かにこれでは話にならないかもしれない。しかし、自民党も公明党も衝撃を受けているのではないか。2議席しか減らせなかったのだ。それだけではなく、得票率では前進している。2人区でも勝利した。不満なのは、政権与党である。自民党は議席を減らした。これでは勝利とは言えないだろう。民主党が増えたのでほっとしていると言うところだろう。
無党派層は共産党にかなり投票した。地方選挙では、共産党は前進している。都議選でかなり議席を減らすと思っていたようだ。2大政党の陰に隠れて埋没すると。彼らの目論見は見事に外れたのだ。
それだけ共産党には、組織の底力があると言うことになる。これは脅威である。例え今すぐ政権が取れなくても、そのうち今の政権を脅かすほどに成長するのではないか、という脅威を感じていることだろう。共産党が今の路線を堅持し、闘い続けるならやがて大きな支持を得ることは、遠くは無いかもしれない。21世紀の終わりにどのような世界が存在しているのか。私は、その時まで生きていたいと思うが、無理であろう。だが、今のままの状態がいつまでも続くとは、考えられない。黙々と淡々と闘うしかないのだ。ベトナム人民のように。