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一般投稿欄

ロンドン爆破事件について

2005/07/12 銀河 60代以上 画家

 ロンドンテロを一般民衆を巻き込む無差別テロとして許せないという赤旗主張 があったしこのさざ波でもありますが、最大のテロはアメリカ帝国主義、イギリス帝 国主義がアフガン、イラクに対して行ったテロではないでしょうか。またそのテロを 側面支援する日本帝国主義ではないのでしょうか。
 三国が中心になってイラクを攻撃し、占領後も反抗するイラク人を殺しまくりファ ルージャ、カイムその他の都市に対して無差別攻撃をしてきたのではないでしょうか。 赤旗はイラクの抵抗運動をテロリストの策動として被抑圧民族に真向から彼らの民族 解放闘争を否定したのではないでしょうか。
 かつてベトナム戦争ではこのように罪もない人々を巻き込むテロはなかったという のだがそれは事実に反しています。
 サイゴン周辺のアメリカ軍施設,テロ攻撃を仕掛けアメリカ軍人の出入りするレス トラン、映画館を狙ったテロは数知れなかったのです。ベトコンによる爆弾テロの被 害者はアメリカ人だけではなくむしろベトナム人も含まれそれをを合わせると65年の 前半だけで1,000人を超えていました。これらのテロは連日世界に報道されたのです。 1965年以降については調べていないが同様だったと思います。戦争とは非情なもので す。
 革命や民族解放闘争においてテロリズムは時において有効な手段です。スペインに おける列車爆破テロはスペイン軍のイラク撤兵につながったではありませんか。ロン ドンテロがイギリス人を恐怖に陥れイギリス軍の撤退につながるかもしれません。す でにイギリス国内で撤兵要求デモが現れています。ポーランド軍もオランダ軍も撤退 しました。正義のないイラク戦争には国民が納得しないのです。
 いまや帝国主義に対しての抵抗が支配された国土の中にとどまらなくなり、その本 国に対するテロリズムとして行われる時代に入ったことを事実として認めねばなりま せん。それは帝国主義国の自国民に対する支配をも揺るがすことになりました。その 恐怖があるからこそサミットではロンドンテロを各国一致で非難しテロとの戦いを呼 びかけたのです。サミットに集まった指導者達こそがテロリストであるからにはテロ を根絶するということは自身を抹殺しなければならないことでもあります。しかし問 題はそのことにあるのではなくロンドンテロに対する非難の合唱は帝国主義者と恐怖 をともにする合唱でしかないのではないですか。
 日本共産党はイラク人の民族解放闘争をずーっとテロリストの無法な行為と非難し 続けてきました。彼らの策動を根絶するまで米英軍のイラク占領を許すべきであると まで言ってきたのではないでしょうか。
 テロの原因が帝国主義の侵略であるならば侵略を止めればいいのです。
 日本がテロにあわない方法は、イラクからの自衛隊撤退にしかありません。イラク に自衛隊を派兵するならばイラク人民は日本を攻撃する権利があるのでしょう。その 形はテロであるにせよ、それに対して非をならす権利は日本人にはないのです。テロ が民族解放闘争にとってプラスになるかマイナスになるかそれは分りません。しかし 戦術としてのテロであっても侵略者を追い出すためであるならば正義のテロといえな いでしょうか。私達が大声をあげて非難すべきは連日連夜行われているイラク人に対 する米英帝国主義の無差別テロとそれを助ける日本帝 国主義です。
 赤旗、日本共産党の主張は本末転倒です。

 ただちにイラクから自衛隊を撤退させよ!