6/29日とんびさんの教えてくださった。萩原遼氏除籍の理由に「共産党と は立場が違う」。と言う条項がありますが、この共産党の立場というのが、一般には 至極わかりづらいと思います。
日本共産党は、ソビエットや、東欧が崩壊したとき、あれは、社会主義とは、縁も ゆかりもない体制だ。と、言ったとおもいます。それに対して、どういう体制が真の 社会主義かを示し得ていない。
本当は、日本共産党自身も何が真の社会主義かがわかっていないのだと思います。 わからないから、みんなで探って行こうという態度をとればいいわけですが、不破氏 が偉そうにわかったふりをする。そこに混乱が起きる原因があると思います。
体裁第一の共産党というイメージを一般に与えています。
民主団体においても、党員のトップは、本当は、自分はトップという困難から逃げ
出したいのに、党員であるから逃げられない。どう組織をリードしたらいいのか解ら
ないことを、解ったふりをして、とにかく組織の体裁を考えて行動をするという党員
のトップの行動に対して、党員でない人から批判されています。
トップなんて、何が正しいのか解っていないのが実状じゃないでしょうか。マルク スだって、レーニンだって、不破さんだって、小泉さんだって、とにかく、一応正し いと思われる方向に人々をひっぱって行ってみるというぐらいのところだと思います。
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(1)萩原遼氏を除籍につき、複数の意見が寄せられた。
(2)萩原氏の除籍は、北朝鮮に関して党と意見がちがうからではない。
(3)意見があれば、党内で表明し、論議すべき。
(4)党外に意見を公表したことは規約第5条に抵触する問題。
(5)党の意見と違う意見を党員が公表すれば、共産党の意見がわかりにくくなり、国
民に責任を果たせない。
(6)萩原氏は、党として説得してきたが、党員としての資格を失ったと判断する。
(7)除籍は処分ではなく、党員としての資格がない、ということ。除名とちがう。
(8)北朝鮮に対しては平壌宣言(2002.9)の実現が重要。
(9)萩原氏は、平壌宣言自体を否定しているから、共産党とは立場がちがう。
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私は、萩原遼氏のことをよく知らないので何とも意見はいえませんが、共産党 の立場自体も変化して行くものだから、その言葉に私自身はだまされないように しようと思っています。