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雇用問題

2005/08/01 417へきる 30代 小売店員(契約社員)

 最近、新聞、週刊誌、経済雑誌などで団塊の世代の退職で今後人手不足が、起 こると騒がしい。しかしこのことは本当だろうか?うそです、言い切ります。長い間、 日本は年功序列、終身雇用、正社員、女性の寿退社という、雇用慣行でした。
 それが崩れたのが、男女雇用機会均等法です。法律ができた当初、世の経営者をこ の法律をやっかいなものと困らせました。女性の権利として、われわれの勝利といっ ていいものです。
 しかしわれわれはこの法律のおかげで、いま首をしめられているのです。経営者は これは大変ということで、正社員の採用の抑制、仕事のマニュアル化、派遣社員、契 約社員、パート、学生アルバイト、フリーターなどの非正社員の大量採用、また大企 業が応援して派遣・請負会社というビジネスが、株式を上場するほど、大きく成長す るなど、また転職するのが、流行みたいな風潮をマスコミを利用して定着させる。
 この法律ができて15年ほどたつとおもいますが、彼らはじっくり年月をかけてこの 法律を骨抜きにしました。女性の社会進出は進んだかもしれないが、それ以上に彼ら は災いを福に変えてしまったのです。何かの本で読んだのですが、女性は寿退社する ということで、会社全体の賃金水準を決めていた会社が多いそうですが、女性がみん な辞めないとなると、利益が残らない、もしくは、倒産するとか書かれていました。
 そうですまさしく搾取していたのでしょう。搾取する方法を彼らは必死に考え実行 したのです。われわれのような労働者、サラリーマンはその手口にだまされ、また労 働組合全体の衰退、国労などへの露骨な攻撃、解体というさまざまな手を打たれこの ような現状になったのでしょう。
 そして、共産党・社民党の責任も大きいと思います。彼らはこの法律が出来ただけ で安心し、その後のケア・対策ができず。また経営者側がこれほど年月をかけて攻撃 を仕掛けているのに何の対策、反撃も打てず、またこのような攻撃を見抜けない情け ない幹部、指導者しかいないのでしょう。
 それにかれらは全然勉強してないのでしょう。他党派を攻撃することと自分の組織 を守ることばかりで、例えばこちら側の人間ではないが、森永卓郎氏の「年収300 万円時代を生き抜く経済学」という本をよんだことがあるのだろうか、彼は小泉を批 判し反自民です。参考になると思うのですが・・
 ではどうしたらよかったのでしょうか?またこれからどうすればいいのでしょうか? 自分なりの答え、考えはあります。しかし今日は辞めておきます。長くなりましたし、 みなさんの意見を聞いてみたいともおもいます。