最近、新聞、週刊誌、経済雑誌などで団塊の世代の退職で今後人手不足が、起
こると騒がしい。しかしこのことは本当だろうか?うそです、言い切ります。長い間、
日本は年功序列、終身雇用、正社員、女性の寿退社という、雇用慣行でした。
それが崩れたのが、男女雇用機会均等法です。法律ができた当初、世の経営者をこ
の法律をやっかいなものと困らせました。女性の権利として、われわれの勝利といっ
ていいものです。
しかしわれわれはこの法律のおかげで、いま首をしめられているのです。経営者は
これは大変ということで、正社員の採用の抑制、仕事のマニュアル化、派遣社員、契
約社員、パート、学生アルバイト、フリーターなどの非正社員の大量採用、また大企
業が応援して派遣・請負会社というビジネスが、株式を上場するほど、大きく成長す
るなど、また転職するのが、流行みたいな風潮をマスコミを利用して定着させる。
この法律ができて15年ほどたつとおもいますが、彼らはじっくり年月をかけてこの
法律を骨抜きにしました。女性の社会進出は進んだかもしれないが、それ以上に彼ら
は災いを福に変えてしまったのです。何かの本で読んだのですが、女性は寿退社する
ということで、会社全体の賃金水準を決めていた会社が多いそうですが、女性がみん
な辞めないとなると、利益が残らない、もしくは、倒産するとか書かれていました。
そうですまさしく搾取していたのでしょう。搾取する方法を彼らは必死に考え実行
したのです。われわれのような労働者、サラリーマンはその手口にだまされ、また労
働組合全体の衰退、国労などへの露骨な攻撃、解体というさまざまな手を打たれこの
ような現状になったのでしょう。
そして、共産党・社民党の責任も大きいと思います。彼らはこの法律が出来ただけ
で安心し、その後のケア・対策ができず。また経営者側がこれほど年月をかけて攻撃
を仕掛けているのに何の対策、反撃も打てず、またこのような攻撃を見抜けない情け
ない幹部、指導者しかいないのでしょう。
それにかれらは全然勉強してないのでしょう。他党派を攻撃することと自分の組織
を守ることばかりで、例えばこちら側の人間ではないが、森永卓郎氏の「年収300
万円時代を生き抜く経済学」という本をよんだことがあるのだろうか、彼は小泉を批
判し反自民です。参考になると思うのですが・・
ではどうしたらよかったのでしょうか?またこれからどうすればいいのでしょうか?
自分なりの答え、考えはあります。しかし今日は辞めておきます。長くなりましたし、
みなさんの意見を聞いてみたいともおもいます。