大体において、私も山本さんに同感です。同じ悩みを抱えた者としての親近感を覚えます。
私は、現在党員でもないし、赤旗読者でもない。でも、日本共産党の強力な支持者だと思っています。選挙の時には、支持拡大をうったえますが、それは、日本共産党のためではなく、投票者個人の幸せのために訴えます。
>また逆に、赤旗を今の10倍以上(これはほとんど実現不可能と思われるが)にしたら、わが党の候補者が小選挙区で勝てるのかというと、それでも選挙では勝てないだろうと私には思われるのだ。
つまり党勢拡大とりわけ赤旗拡大と、選挙の得票は無関係だと私には思われるのである。
赤旗をひろめるのは、党の都合が大部分であって、読者の幸せを考えて居る部分は少ないと思います。しかし、個人の投票行動は、自分の幸せを第一に考えて投票すると思います。
>いやむしろ今までのこの問題に対する党指導部とは発想が逆だと思っていい。つまり党を支持するからはじめて赤旗を取ってくれるのであり、赤旗を取ってくれたから党を支持するものではないのである。いや、反共の人でも党の弱点を知るために、赤旗をとってくれることはあるだろうが、その人たちとは、むしろ支持拡大では逆だ。
その通りだと思います。現に赤旗読者でも、他党に入れる人もいます。特に義理で取らされて居る場合には、顕著です。赤旗をとるような人間関係が出来るということが大切であって、赤旗を取っただけでは、支持者ではないとおもいますが、上部では、人間関係にあまり重きを置いていないように感じられます。
>だからまず支持拡大の運動がとても重要だと思うのであるけれども、日常の活動は、ほとんどすべてが赤旗拡大ばかりを意識しており、これは私はおかしいと思う。
まったく、やっていることが逆ですね。いかにして人間関係を構築して行くかということに重きを置かず、むしろ、人間関係をこわすような粗暴な活動が、過去には、賞賛されていたように思います。だから特別な神経の持ち主の人しか党員にはなれないし、党員との距離も適当に空けておかないと、やばいことになるという発想が支持者にはあります。
相手がいやがっても、なんでも赤旗を押しつけてしまう。そういう強引な人が一時的に目標を達成する。そういう人が党内で賞賛される。そういう人が活動を仕切って行く。そういう人がある日ポキンと折れて隊列から離れて行く。強引さにひきづられてきた人は裏切られた思いがする。そんな無理な活動はマイナスですね。でも、そんな活動の繰り返しだったように思います。
>まず日本共産党への支持拡大が、選挙中であろうがそうでなかろうが、要請されるのである。まず赤旗ではないのである。支持をしてくれた人の意見ももっと聞こう。これが党内にいるとなかなか聞けない。いつも党指導部の一方通行的な会議ばかり聞かされるからだ。
すべては、上から下への一方通行が問題ですね。どっかで、誰かがその一方通行をとめなければいけない。それは、自分しかないという自覚をみんながもてばいいとおもうのですが、そうなると、日本共産党は、こわれてしまうかしら?
>私は、選挙で党がなかなか勝てないのは、国民が党を民主的で科学的であるとは思っておらず、また実際にも、党内は民主的で科学的でないからだと思っているが、そればかり考えても前に進めないと思ってもきた。
まず赤旗ではなく、まず支持拡大なのだ。
党が民主的で科学的でないと、支持拡大もむつかしいと思いますが。
>支持拡大の方法を論議したいと思う。でも、いつも党指導部の一方通行的な会議ばかり聞かされると(合意形成型では決してない)、これもできないかなと思ってしまう。
楽しく、希望のある人間関係がないと、支持拡大もむつかしいとおもいますが。人間関係と言う面では、日本共産党は、公明党に劣っているのではと思わされます。
毎日の生活のささいな事を相談できる人間関係を私は一番望んでいますが、今の党にはそれは望めません。そんなつまらないことをと蹴散らされるのがおちですから。自然と党から心が離れますが、大衆組織では、徐々にそういう要求が満たされつつあります。
私は、大衆組織の中で、如何に自分の要求に忠実であるかということを試し、実践しています。今は、非常に楽しく希望を持って活動出来ています。そして、そういう生活を私に与えてくれる周囲の人々に感謝し、愛しく感じています。