ホリエモンのような金儲けのうまい男が、「郵政民営化賛成」を言うのは、郵 政民営化は、ホリエモンの様なグローバルな金融業者に金儲けしやすい環境を作ると いうことを物語っていると思う。
彼は、(自分が反面教師として振る舞っていることを自覚している人物)として、 私はこれまで評価してきたが、彼の選挙運動をテレビで見ていると、小泉氏や、竹中 氏にこびをうっているのを感じる。これではホリエモンも終わりだな、と、思う。
彼の父親が、彼の立候補を想定外だといい、時限爆弾だと言っていた。ホリエモン が小泉内閣に収まる人物でないことを言っていると思ったが、テレビで見る限り、本 気で郵政民営化を進めようとしている。郵政民営化は、彼の金儲けの材料になるから なのか。
志位委員長は、「現在では、郵政は黒字だが、民営化すれば預金保険機構に入らざ るをえず、赤字になる」という。それには、誰も異議をとなえない。みすみす赤字企 業に転落させるために民営化するのか、まだ国民には解らないことが多すぎる。それ を国民に信を問うというのは、無理がある。
私の友人の中にもいっぱし解ったつもりになって、「郵政民営化は、すべての改革
の糸口だ」と、テレビで報道しているとおりに力説する人間もいる。小泉の詐欺的な
やりかたにだまされていると思う。
小泉詐欺師の先導役のマスコミ報道を鵜呑みにするのは恐ろしいと思った。我々庶
民にとって、残念なのは、野党が団結出来ないことである。野党が団結できさえした
ら、国民が詐欺にひっかからなくてすむと思うのだが。
日本の国は、今までおまかせ民主主義だった。それが一人一人が国の進路を真剣に 考えなければならないところへつき落とされたと言うことは、小泉詐欺師も反面教師 として有用な人物であるかもしれない。