志位さんは、構造改革反対とハッキリ言ったと思う。
構造改革がどう悪いのか、私は理解が出来ない。
革命と、改革では随分違うと思う。日本共産党は、未だに革命政党なのか。そこのところもハッキリしていない。
レーニンに従えば、革命になり、マルクス・エンゲルスに従えば、改革重視になると思う。史的唯物論にしたがえば、革命の主体は生産力であって、人間では無い。人間が革命をすることは不可能であって、人間のなし得ることは、改革である。
この辺の理屈を日本共産党はあいまいにしたままだ。
現綱領があいまいなので、そこから出る政策もあいまいだ。ただ、底辺を支える党としての役割に私は期待して、支持している。
日本共産党が増税反対!と、いうと、私はちょっとぞーとする。
なぜって、税金で取られるお金以上にカンパが必要な党だからだ。
今は、党に対して一定の距離を置いているから、お金はかからないけれど。近づけばお金がかかる。大衆組織に複数入っているだけでも会費にお金がかかるのに、それ以上出したくない。お金がかかるということが、組織を拡大できない一つの要因でもある。根本の原因は、革命政党か、改革政党か、不明なところであるが。
日本共産党以外の党を支持したことがないので、他の政党にお金がかかるかどうかはわからない。昔の自民党は、無料旅行につれていってくれたり、観劇や、食事の接待があったので、そういう行事に参加した義理堅い庶民は自民を支持していた。
創価学会は、随分お金がかかると聞いているが、実態はわからない。
今日商店街を歩いていたら、女性二人に声をかけられた。よそから来たのだけれど商店街のスタンプをもらったので、地元の人に上げますという。
よくあることなので、「あら、それはうれしいわ。下さい。」と、手を出したら、手のひらに載せてくれたので、「有り難う」といっても、なにか様子が変だ。何かの団体で見返りに寄付でもくれというのかなと思ったら。公明党の候補に票を入れてくれという。
「悪いけれど、これ、お返しします。」と言ったら、「違うんだね」といって、私の手のひらから、スタンプを回収して行った。 あれって、選挙の買収?スタンプ数枚で。もらったら私も罪になるの。それにしても、そのみみっちさに驚いた。
公明党の支持者は、共産党の支持者よりも貧しい人が多いらしい。
貧しい人をおとしめるわけではないけれど。あつかましさは、われわれよりも数段上である。
末端組織での闘いは、あつかましさに負うところが多い。しかし、あつかましさで勝負というのは、あまり科学的でない。もっと、理路整然と、末端においても、政策や理念で闘いたい。
革命か、改革か、そこのところだけでもハッキリしてないと、理論での戦いは難しい。