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葛飾の民度

2005/08/28 長壁 満子 40代 金融

 今、だみ声で平澤勝栄氏の宣伝カーが滞っていました。子どもは夏休みの勉強ができないと閉口してました。何より、その中身のない、戦争を煽り立てる論調に、うんざりしました。北朝鮮の脅威を訴え、拉致問題の早期解決をいい、安全な葛飾を、そう、盆踊りにくまなく出席し、こまめにぺこぺこと頭を下げ続ける平澤氏は、この辺のおばさまたちには、けっこう人気です。
 それにしても、公園は青ネットで衣替えをし、目視で安全確認をといったステッカーがすっかりと定着したここ葛飾です。
 さきほど、中学生の子をもつお母さんと葛飾のつくる会歴史教科書問題を話し合っていたところです。
 たまに、話し合って唯一通じる方ですが、それにしても、教科書問題や憲法問題などより、「安全なためにテロ警戒」をいいたてる男のほうが人気がいいということは、どういうことなのでしょうか。
 ファシズムを地でいく男の言葉に嫌悪感さえ寄せない大衆心理とは。子を生めぬオンナに用はないという70過ぎの男の言い草に、どうしてここの女性軍は寛容でいられるのでしょうか。
 結局、根源を見ないまま、今の現象に囚われているからに過ぎません。病気や介護状態になったとき、見捨てられる運命にある自分の行く末に、想像がいかないのです。
 郵便貯金が郵政改悪で、更なるサラ金を増やし、3割4割の高利率が市民権をえることさえも、「借りなければいい」と、思っているのでしょうか。借りずにいられない不測の事態がいつでも機会をうかがっているような状況になるのだということが分からないのです。
 共産党は、出番だというのに、低所得者にさえ、盆踊り挨拶するものに負けているのです。
 しんぶん赤旗でいくら良いことをいっていても、全国の有権者には届きません。盆踊りが唯一の楽しみというおばさんたちには、握手やお辞儀が効果をなすのです。もう少し、生活が荒廃すれば、ようやく、目覚めるでしょうか。それとも、目覚めないままでしょうか。