私の町岐阜県中津川市には、障害により声を出せない共産党議員小池公夫氏がいる。小池議員は、議会に代読で発言できるよう求め続けているが、議会側は小池議員が操作できない「音声変換機能付きパソコン」を使った発言しか認めていない。結局、小池議員はいまもって発言できないでいるのである。いかなる政治的立場であれ市民の負託を受けている以上、議員の発言を保障することは議会の当然の責務である。ところが中津川市議会は、本人ができない機器の使用を迫り、事実上の発言封じを行っているのである。こんなことが許されるのであろうか。民主主義に対する重大な挑戦ではないか。
この異常事態については、小池議員は自身のホームページで訴えており、地元紙でも何度か報じられている。ところが私が確認した限り、共産党が、宣伝物やホームページなどで、この問題に詳しく触れたことはほとんどない。購読していないためわからないが、赤旗では報じられているのであろうか。なんとも不可解である。