◎ 選挙は党活動の結果を表すものに過ぎない!!
近所の党員の人が選挙事務所から分厚い電話名簿を抱えて帰ってきて、ぼやいていた。「電話作戦」をさせられると言う。電話をかけて人の投票行動を変えることができるのだろうか???
全国で未だにこんな無駄な選挙活動に大金を費やしている。
いっそのこと選挙の活動は個人ポスターだけとし、党として「主要な政策スローガン」と「選挙の時だけの無駄な運動はしない」という声明を貼り出したらどうだろうか。
それに、選挙カーで我なりたてる意味のないご挨拶や候補者名ど、誰も聞いていないし、逆効果の騒音をまき散らしているだけだ。
下手な宣伝より、「沈黙」の方がユニークさで寧ろ共感が得られるのではないだろうか?
問題は、回り道でも日々の地道な党活動が必要と思うが、党員らしい家には掲示板があるだけで一向に活動の芽らしきものが感じられない。新聞拡張も選挙も、日常の活動の結果に結びついてゆくものなのではないのか。
それにもう一つ、全選挙区への擁立は私も疑問に思う。
最終的には中央で集約するとして、下部組織の活性化のためにもその地域での組織の意向を斟酌して「臨機応変の措置」をとるくらいの民主性があってもよいのではないか?
どんなに転んでも共産党で過半数をとれないのがハッキリしているのだから、その理由を説明すれば選挙民は納得すると思う。
因みに、夜散歩していたら普段見かけない道端に40~50台の自転車が並んでいるのを見た。同行の妻は「きっと創価学会の人達の集まり」だと言う。
なる程、大きなポスターがあちこちに一斉にはり出されている。
宗教政党の衆愚政治の象徴だとは思いながらも、その見事さに驚かされた。
◎ 何故、天皇制をハッキリと批判しないのか!!
先日の東大教授上野千鶴子氏の「天皇制廃止論」を新聞で見た。世相を慮った人権論で和らげている歯痒さはあるが、それでも久し振りにスッキリした論調だった。
辺見じゅん氏も「私はいまの政治の無責任さは、天皇の責任問題を曖昧にしたということが大きいと思います」と言っていて、女の人の方がハッキリとものを言っている。
誰が何と言おうと、敗戦の最高責任者は昭和天皇に違いはない。なのに退位もせず、「人間宣言」をしてマッカーサーのところに赴き「占領軍の政治を讃美して永続を希望する」などと、象徴らしからぬ政治的発言までしていたという。
やっかみで言うのではないが、天皇、皇族に拘わる宮内庁費が181億、(天皇家の私的生活費が3・2億、儀式、國・公賓接待等で62.8億、皇族費23人で1人当り3050万円、宮内庁費108億)取り巻きの職員が1080人もいる。
場合によって狩り出される警察官や役人、それらに附随する費用も馬鹿にならないだろう。
総て無用の長物とは言わないが、少なくとも共産党はこんなものを認めるべきではないし、国民への啓蒙も足りないのではないか。
「敗戦」を「終戦」と誤魔化して、「天皇制」を又ぞろ利用しようとする勢力がはびこり、昨今では女帝の可否を論じ、皇族を増やそうと言う話まであると言う。まさに「王政復古」、アジアの孤児を目指す愚挙と言わざるを得ない。
「敗戦」で何のために貴い犠牲を払ったのか! 慚愧に耐えない!!
◎ 政策を具体的に!!
「たしかな野党」ではピンと来ない!
例えば「年金」の問題だが、「月最低一人7万円を保障する!」「議員の年金の最高を400万円に削る!」くらいの具体的なものでアピールして欲しい。
今の議員年金の最高額が732万円、この人達は他にも財産がある人が殆どだから下げたとしても支障はあるまい。
数字には問題があるかも知れないが、政策はできるだけ具体的に示すべきだと思う。
現在の國の借金700兆は確かに代々の政府、自民党の失政の結果だがその解決方法もハッキリ示すべきではないか?
大企業からの増税は勿論だが、宗教法人からのが抜けているし、かって同和行政に真っ向から立ち向かったように、大阪市の労働組合の不正など、こちら側の襟を正す策も示さないと大衆の理解は得られない。
「賃上げと何でも反対!」「改革の党ではない」と強く印象づけられていると共に、「革命の党」とも見られてもいない中途半端なのが現状ではないのか?
それでも私の投票は一貫して変らない。 それ故にこそ、こんな鬱憤を書いてみたくなった。ご免!!