今度の共産党の「総選挙に当たっての訴えと重点政策」で共産党はいつまでも野党でいいという政党でないと主張していたが、そのためにはいつまでも護憲を言っていていいのか。共産党が本当の目的としている社会主義を達成するためには民主共和制にするためには今の憲法を改正しなければならない。1条から8条までの天皇条項と生産手段の社会化をするため29条の財産権の不可侵について改正しなければならないが、今回の訴えなるものは増税反対とか、安保反対とか郵政改正反対など社会主義の本質と関係ないことばかりである。選挙のときこそ共産党の最終目標の社会主義とそのための憲法改正を国民に訴える絶好の機会なのに逃げているとしか言いようがない。
「安保をなくして独立・平和の日本を」という声が国民多数の声になるよう力をつくすと書いているのなら同様に「天皇制を廃止して民主共和制の日本を」という声と「財産権の不可侵をなくして生産手段の社会化を」という声が国民多数の声になるようなぜ力をつくさないのか。