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頑張れ共産党

2005/09/03 1針 60代以上 年金生活者

 9月11日のテロには驚きましたが、今回のハリケーンも強烈でした。なによりも救援の動きが遅いことに疑問符が付きます。日本とは異なるアメリカ社会の隠された一面が、この災害で剥き出しになったと思えます。つまり、アメリカ社会を動かす資産階級は、国を護る事には熱心だが、黒人などの下層社会には配慮しないということです。低い土地に住まざるを得なかった無産階級の黒人は最大の被害者であり、人間扱いをされておりません。
 規制緩和と公営事業の民営化に熱心な小泉政権は、このアメリカを手本にしょうというのです。想像力を働かせてください。小さな政府とは、市場原理がさらに拡大し、無駄のない社会が実現するのとは違うのです。政府が負担する金を広く浅くの言葉で低所得者に負担させようということです。
 規制緩和と民営化の行き着く先は、山間僻地や半島、離島は政策の埒外に置かれ、人々が住めなくなるでしょう。それより一番怖いのは、今の健康保険制度に風穴があくことです。株式会社が超豪華な病院を経営し、最高の医師団による最高の医療サービスを提供するが、健康保険は扱わない。そんな病院が出現します。命の長さは金のあるなしで決まる。そんな社会になります。既にこの傾向は現実化しつつあります。
 社会のあらゆる面で、階層化が進み、階層間の移動が難しくなリ、どうあがいでも低所得階層から抜け出られなくなる。そんな社会が出来上がります。マネーゲームが一段と容易になり、雪だるまと同じで、資本市場で転がすボールが大きいほど、利得が増える。転がすボールのないものは、恵みを受けるか、死を選ぶしかなくなります。
 今度の選挙ではこうしたことを強く訴え、アメリカのような社会にしてはいけない、と訴えて欲しいものです。日本人は平等指向であり、助け合いを重んじます。大災害でも略奪やレイプが横行する社会ではありません。その社会をアメリカ並にしてはいけません。頑張れ、共産党。