今回の総選挙で大敗した民主党の新代表に前原氏が管氏との接戦で勝ち選ばれた。
選挙で大敗した後の党のけじめのつけ方としては昨年の参院選、2年前の衆院選で大敗した共産党とはまったく対照的だった。民主党では選挙後の議員総会では多数の議員から党執行部への批判や反省が噴出し、新代表もはじめ話し合いで選ばれるのではないかと思われたが、前原氏と菅氏の2名によって選挙で選ばれた。
これに引き換え共産党は選挙で大敗しても議員からも党員からも批判や反省の声がまったく出ず、党執行部も誰も責任を取らずそのまま居座っている。国民から見たとき選挙の敗北後のけじめのつけ方としてどちらの党が議会制民主主義の政党としてあるべき正しい姿として映っているだろうか。
共産党は民主党を自民党と改憲を競っているなどと批判する前に議会制民主主義の党としてあるべき姿になるべきである。また共産党には常任幹部会や幹部会にまったく選挙の洗礼を受けない幹部が多数いる。今回の選挙でも立候補さえしていないし、逆に国会議員になっても幹部会員になれないなど他の党では見られないことでありこれも議会制民主主義の党としては疑問を持たざるを得ない。