以下は大勝利した「小泉劇場」の舞台裏である、劇場で背舞台裏が分かったら
なんとも面白くない、故にこの投稿も真実なのか虚偽なのか、全く定かではない、全
部フィクションかも知れない、だから何の責任も取れないし取ろうとも思わない、ま
あ小泉純一郎の「公約」と同じ程度の確率なのだろう。
小泉は郵政民営化が衆議院で辛うじて5票差で可決された頃から、参議院で可決さ
れようが否決されようが、衆議院解散・総選挙を考えていた。
なぜなら独裁政権を目指す小泉にとって、身内からの反乱、抵抗は絶対に容赦出来
なかった、だから再三強調したように「新しい自民党」を言い立てたて抵抗分子の排
除・切捨てを強行したのだ。
小泉にとって選挙費用が700億・800億円掛かろうが知った事ではない、自身
の政治権力確立の為に私たちを解散騒動に巻き込んだのだ。
この選挙で重要なこと、それはまだ紆余曲折もあろうが憲法改悪に必要な三分の二
の議席を与党が確保した事だ、改憲派の民主党、反小泉新党、無所属を加えれば、既
に改憲派は「大政翼賛」的勢力を優に超えた、改憲の決定的なカードを、小泉は手に
入れた事となる。
そして更に小泉はこれまで自身の妨害勢力であり、恨みの的であった旧橋本派を解
体した、その一方、出身派閥である森派を最大勢力として形成した。
そして更につけ加えれば、この大勝利によって課題の一つである教育基本法改悪の
反対要因となりうる公明党・創価学会の切捨ても可能としたことだ。
小泉劇場の幕開けの一つは、あの「干からびて喰えないチーズ」森嘉朗元首相との
会談だろう、「干からびたチーズ」も実際出されたかもしれないが、それはその場で
もっと重要な打ち合わせが行われたことの証しである。
森や青木などの面々がその場で、衆議院解散・総選挙を決定し、抵抗分子切捨てを
決定したのだ。
決定すれば何事も早い、D通かH報堂かどこか知らないが、小泉劇場の舞台設計を、
その道のプロが一手に引き受け、マスメディアを総動員した。
刺客も計算どおり、劇場は開幕前からヒット間違いなしだった。
今となれば新聞・テレビ・ラジオ、みんな手回しが良かったではないか、あらゆる
ものを動員し、私たち「観客」を誘い、劇的な9,11に向けてボルテージを上げて
いった、120項目と言われるマニフェストも既に作成されていた。
週刊誌による「小泉と女性刺客のスキャンダル」、「自民党大敗予想」、やその逆
の「大勝利」も、私たち有権者をコントロールし、誘導するための小泉劇場の部隊装
置だったのだ。
それによって準備期間もなく、選挙協力・連携作戦も取れず、野党は大敗したのだ、
だから民主党・岡田の言い分は看板の顔と違いコロコロと変わったし、共産党は敗北
前提の「たしかな野党」と言い、社民党はまだ大切な宝だった「土井たか子」を投げ
出さざるを得なくなった。
まんまと「小泉劇場」は大盛況の中、高々と打ち上げを行ったのだ。
そして今、私たち主権者、国民は多大なつけを払わされる事となる、改憲、教育基
本法改悪、消費税ほかの大増税、年金切り下げ、障害者自立支援法などの弱者切捨て、
共謀罪などの悪法の成立、そして何よりも将来を担う子ども達へツケが回された、犠
牲の転嫁である。
韓国や中国がこの結果に重大な懸念を表明した一方、アメリカは賛辞を送って来た、
財界は大歓迎を表明し、株価は大幅に高騰した。
私たちに出来ること、それはこれまで以上に小泉のウソとペテンを暴き出し、訴え
続けること、個々の課題に対し決して諦めず、連携し連帯して闘い抜くことである。
闘いの対象は無限大的にある、敵は隙だらけで慢心しているのだからー、返ってチャ
ンス到来なのだ。