選挙に対する論評ご苦労さまです。
しかし思うのですが何か勘違いをなされていませんか?
どうも一労働者Pさんは熱狂的社民党支持者か、党員さんだと思うのですが、社民
党支持者、共産党支持者、少なくとも現状を変えなければならないと思っている労働
者は、あなたが仰る事は十分理解して投票したと思います。
どうもあなたの言葉の端々には民主党の岡田のような、そして共産党の志位さんの
ような過信が、独りよがりが見られるのです。
有権者、取り分け小泉・奥田ラインによって、民営化とリストラを押し付けられて
いる労働者は自らの立場を知り、懸命に選挙活動を行ったと思います、小泉劇場で舞
い上がってもいません。
ブルジョワ選挙は金があるところが勝つシステムです、決してどの票も同じ重さを
持ってはいません。
おそらく今回の選挙の得票が共産党、社民党、そして民主党の実力だと思います、
否実力以上の投票を獲得したと思います。
これが基礎で、後はこの総選挙と言うパフォーマンスの中で、この票を倍や3倍に
出来るのは、その政党指導者の力であり、戦略なんです。
明らかに自党が中央も地方も分裂の中で、自民党の基礎票を大幅に伸ばしたて大勝
利したのが、悔しいけど小泉純一郎なのです、小泉の戦略的勝利、それ以外ではあり
ません。
確かに小泉は典型的な独りよがりで選挙に臨み行動しました、独善的でもありまし
た。しかしそれは計算ずくめのものだったのです。
出鼻から「郵政民営化解散」と言う強烈なパンチを野党に食らわせた、しかもチャ
レンジャーには届きもしないジャブしかないことも見越していた。
金も体力も準備もある与党と、体力にも欠け選挙協力も出来ない野党では、試合し
てもらうのが精一杯、だから負けるして負けた。
ヘビー級のボクサーとモスキュート級のボクサーの試合のようなものです。
元々不公平なブルジョワ選挙で大きくモノをいうのは、戦略に長けた党首の存在だ
と思います、それが基礎票を拡大し、相手に止めをさすのです。
社民党で頑張ったといえるのは福島さんだけでした、後は遺産で辛うじて食いつな
いだだけです、一労働者Pさん、今必要なのは「評論」ではなくて、あなたのような
労働者の踏ん張りです、現場の力、運動の力です。
常に当てになる「基礎票」をもっと拡大していきましょう、組織をつくって行きま
しょう、それしか小泉に勝てる道はありません。