今回の選挙は郵政民営化が国会で否決されたことで発生した選挙である。解散した当の自民党はそういって選挙をたたかった。否決するのにもっとも大きな役割を果たした民主党はこれにほとんど言及せず争点を他に作ることに懸命になった。国民の目から見ると「民主党は逃げた」と見られても仕方が無い。自分のとった行動に責任をとれず、争点をそらすことに終始すれば民主党の惨敗も当然の結果と言える。
郵政の民営化自体は国民の預金を外国資本に売り渡す行為であり、正々堂々と反対を唱えればこんな惨敗はさけられたのではないか?自民党の圧勝には違いないが共産党のだらしなさに帰結できるものでもない。