小泉劇場の演出に完全に国民の多くが踊らされてしまった。
小泉は以前の総選挙から教訓を得て、マニフェストなんぞには付き合わず、一種のドラマ仕立てをして用意周到にこの総選挙を準備してきたのだろう。 それは1年以上前からなのではないのか。 しかし国民には、そんなことおくびにも出さず、男を賭けた止むにやまれぬ自爆覚悟の大勝負に打って出た、国民よ私小泉が正しいのか、抵抗勢力が正しいのか、どうか、直接判断して欲しい!と言うわけだ。
泣かせるではないか。臭い芝居ながらも、いかにも日本人好みのいいドラマ仕立てだ。単純明快で分かり易い。相当な選挙演出家達がついているのだろう。これに味をしめて、これからは、こういう手をどんどん使って来るだろう。そして、完全小選挙区など、土俵そのものを、絶対負けのない制度に持っていくのではないか。それが出来れば、もう一度解散して、改憲を掲げて、勝利して、いよいよ国民の民意を得たとして、改憲だろう。その後は更なる改悪が続いていく事だろう。 自民の改憲案の中の改憲条項を緩和する条項が生きてくる訳だ。曰く、国会の3分の2以上の賛成があれば、国民投票は不要であると言うわけだ。
投稿者の皆さんも編集部の皆さんも以上のようなシナリオはかなり有力なシナリオである事を頭に入れておいた方が良いでしょう。もう比例区はなくなる、、ことを。
それにしても、対抗する側の<確かな野党>などという選挙戦術のなんとお粗末な事か。これでは戦う前からの白旗と受け止められても仕方がない。これは、原氏の言うインテリゲンチャの党らしい、共産党の(或いはその議席の)価値を国民にわからせる、、という戦術で直接そう言ったのでは国民から総スカンを食らうので、一般国民向けにわかりやすいアピールとして、考え出した宣伝文句という事なのだろう。苦肉の策だが、それでは、戦う前からの敗北宣言ともとれるし、なによりも、今後4年間の自分の手を縛ってしまうことにもなる。自民公明民主はみな同じという大宣伝や、相変わらずのほぼ全選挙区立候補戦術とあいまって、ひたすら、客観的には自民公明連合の別働隊としての役割を果たしてきたのである。
ちなみに、私は党本部に電話をして、、今回は現有議席維持も難しいと言われてきた中、現有9議席確保おめでとう。、、と言ってみたが、一様に、それはそうですが、、なにしろ自公で325議席だからね~と嘆息!していた。(自分達が自民公明民主はみな一緒と言ってきたんだろうが!)と内心で怒鳴りながら、、しかし、護憲の共産社民は2議席増でしょ?自民公明民主の内部での議席の移動に過ぎないでしょ?なら、良かったんじゃないですか?と突っ込むと、、いや国会内ではそういうわけにも行かない、、と言葉を詰まらせていた。
全くお粗末過ぎる。
ではどう戦うべきだったか。
増税は、、(私の内閣では)しません。まず徹底した支出削減です。
消費税は、、しません。上記に同じ。
改憲は、、、しません。今後の国民的議論の課題です。(課題!)
年金は、、、与野党の協議の場でじっくり議論すべきものです。
そして、郵政改革 郵政改革 郵政改革 郵政改革、、、刺客だ分裂だマドンナだ新党だそ~れそれそれとあおった訳です。
皆さん今後にもこの教訓を生かすためにどう戦うべきだったのかさまざまな戦術を考えて投稿してみませんか?
我々だって知恵を絞りましょうよ。