今、真に民主主義への危機が深まっている、「少数意見の尊重」と言う民主主
義の一番の基本が、小泉純一郎によって投げ捨てられようとしている。
小泉は貧乏人が如何に苦しもうが、高齢者が苦痛に呻き、障害者が己が生存をかけ
て訴えようが、票にならないものは全て無視、文字通りの「冷酷選挙」を展開してい
る、それも有無を言わさぬ強引な手法を全面展開してだ。
小泉選挙は茶番でも異様でさえない、彼に当たり前の常識は通用しない。
民主党・岡田が怒り顔で訴えようが、日本共産党が「確かな野党」を訴えようが、
小泉のヒットラー張りの強引なパフオーマンスと絶叫が全国的を支配していると言っ
て良い、特に女性の支持が圧倒的という、前々から女性に弱いといわれた民主党の惨
敗と岡田退陣は確定的だ。
今、私は言葉の無力さと共に、「人の良すぎる野党」の温和さを情けないまでに感
じてしまっている、小泉に絶対多数を制せられたら、もう輝く未来も期待の明日もな
い、少数野党も霧散するのにー。
この前、私たちは多少の反発覚悟で、正面気って小泉の政治手法とヒットラーとの
類似性をなぞってボロカスに批判するビラを配った。
JR駅前の人々はそれこそ平和でかつ温和だった、期待した?反発は一度もなく、納
得しているのか、諦めているのか、関心がないのか、はたはた無視されたのか、その
原因は不明だか手ごたえはなかった。
しかし、今や普通の選挙戦術は小泉には通用しない、刺客候補とのスキャンダルと
いう週刊誌の記事さえ忽ち立ち消えてしまった。
小泉を打倒するには、やはり下からの組織や政党を超えた、大同団結、熱気溢れる
盛り上がりしかないように思う。
もう「お上品な選挙」では勝てない、「論理」で勝てる状況はすでに過ぎ去ってい
る、権力者が自慢のたてがみ乱して汗しているのに、対抗する勢力がお上品にこだわっ
ていては絶対勝てない、なりふりかまわず頑張ってこそ少数派は存在出来るのだ、そ
れが今だ。