ここ、4年間の小泉政権で、国民は痛みつけられています。痛みの先にみえる のは、光明ではなく、断崖だと思います。
この状況を変えられるのは、日本共産党だけです。確かな野党などと、消えゆくよ うな声を出さずに確かな与党と胸をはってもらいたい。
他党との些細な違いを強調するのではなく、わずかでも一致できるところを探して、 一致することが大切だと思います。
今からでもおそくない。与野党伯仲の結果となったときには、一致出来るところを 探して共同歩調をとると声明を出せば局面は変えられると思います。
小泉氏のすぐれたところは、全く支持母体の反する公明党をがっちり味方につけて いるところです。あれが弁証法です。わずかな可能性でもみつけてそれを大きくのば して行く。それが弁証法だと思います。
片や、新党日本の田中さんも、わずかな一致点を見つけて短期間で新党を立ち上げ たではないですか。国民新党から人間を融通してもらったりして、選挙後は、両党は、 共闘関係を結ぶでしょう。もちろん民主党とも連携するでしょう。わずかな違いを問 題にするのではなく、わずかな一致点を大切にすることが弁証法だとおもいます。
主体性を貫くことと、わずかな一致点で共闘することとは、両立できることだと思 います。はじめから、完全を求めない。しかし、思いやりを持って一致点を育てて行 くという手法が弁証法ではないでしょうか。
与党にならなきゃ政治はかえられない。確かな野党などとすねていないで、是々非々 で与党になると明言してください。それによって、局面は変えられると思います。
今は、天下分け目の関ヶ原のたたかいです。