皆さんは、日本共産党にいろいろ注文をつけていられますが、私は、党の間違いの最大は、理論の間違いにあると思っています。
要するに綱領・規約が悪いのです。
おそらく指導部でもそれに気づいていると思うのですが、直ぐには変えられないのではないかと思うのです。
先に規約・綱領の改定がありましたが、悪すぎるものを少し変えただけで、根本的に変えるための過渡的な変更であったと思います。
本格的に時代にあったものに変えて行くには、下部の自発的討論、体質の変化が必要でしょう。体質は上部からは、容易には変えてゆかれない。下部から変えて行かなければならない課題だと思います。
ソビエトが崩壊した時、レーニン主義を捨てるべきでした。それをわざわざ「レーニンは正しいが、スターリンが間違っていた」と、不破さんが、大キャンペーンを起こしました。それでもって社会主義理論の間違いを克服したと自画自賛している不破さんの感覚に疑問を持ちます。不破さんと言う人は、よほどの馬鹿か、それとも意地っ張りのどちらかだと思います。
にもかかわらず、下部党員の多数は、ヨン様なみに彼を神とあがめています。不破さんがやめたら、志位さんではこころもたないと思っている人が党内では、多いのです。党外の評価は、全く逆なのですが。
大体、下部党員は、理論に弱いのです。こむつかしい不破論文など読む人はいない。綱領・規約など自分に関係ないと思っている人々が大半です。でも、自分に理解できないようなむつかしい事を書く人はえらい人だと思ってしまうのです。よく人文学徒さんが何枚の論文とかいって、長い論文を珍重していますが、長い文章より、短い文章のほうがわかりやすくて、書くのはむつかしいのです。俳句のように17文字に納めて意を尽くす方がむつかしいのです。
現綱領の真髄である、「生産手段の社会化」を説明出来る人が居るでしょうか?どういうことやらさっぱりわからんだけじゃない。生産手段を社会化するとは、ソビエト流の暴力革命をやろうということではないの?そんな方針に本当について行ける人は、いるんでしょうか?銀河さんなら納得出来るんでしょうけど、残念ながら彼は党員ではない。口では過激なことを言うけど、他人を挑発するだけで自分は行動は起こさない。自分の身は、ちゃんと安全圏に保っている。
党の理論が間違っているから、ついて行く国民はすくない。ただ抵抗勢力としての必要性を感じて投票しているに過ぎない。国のかじとりはまかせられないと思っている。
こういう党を支持していると二重人格にならざるを得ない。口と腹では違うことを考えている。私は憲法改革論者であるが、もし、国民投票があったら、護憲に入れるだろう。改憲は反対ではないのだが、行き過ぎた改憲が怖いからだ。本当は、全政党に改憲に真剣に取り組んで貰いたいのだが、現状では無理なんでしょうね。
党員の殆どが気にしていない綱領などに部外者がとやかくいう必要はないかもしれないが、出来れば納得の行く綱領に変えてもらいたい。