政権を担当しているのは自民党と公明党でありそれを与党というのであれば民
主党は野党です。
しかし郵政民営化法案の可決が時間の問題となったここ数日、衆議院選挙で圧勝し
た自民党がいよいよ伝家の宝刀を抜きはじめました。それは改憲です。民主党は前原
が党首になり自民党とともに改憲を主張して呼応しました。
憲法問題について言えば民主党は与党になったのである。自民、公明、民主が改憲
与党であり共産党、社民党が護憲野党であり、改憲は衆参両院において阻止できなく
なったのです。
この民主党に投票し、それによって政治が流動化した後を受けて共産党が躍進すれ
ばいいと言う選挙戦術がここで評判になったが、民主党が改憲推進の側に立つのを見
てまだ自説の正当性を主張できるでしょうか。
日本人民の側にたって改憲に反対か賛成かが味方か敵かの区別であり敵に投票をさ
せるようなことがなぜ味方に有利か私にはわからなかった。改憲後、事実上民主党を
解党して自民党に合流する自民党独裁政権だって夢想ではないのです。
民主党は改憲与党である。
社民党は選挙戦で終始一貫して改憲反対をうったえていました。
ところが日本共産党は玉虫色です。自衛隊を容認し、安保条約を凍結させ、国連平
和軍を創設させて自衛隊を組み入れる主張をし、イラク戦争開始の時はイラク査察を
主張し、イラクのレジスタンスをテロ組織と呼び、「9条の会」を盾にして改憲反対闘
争の最後尾に立ち、口先だけで憲法を守れといっているに過ぎないからです。議会制
民主主義を主張するならば院外闘争を断固反対し、改憲反対闘争に敵対することがな
いだろうか。
だがほとんどの日本共産党員とその支持者は改憲を非常に危惧しています。の本共
産党、各地地区組織、支部などは党中央の制約を打ち破って改憲反対のために全ての
地域住民と立ち上がってほしいと思います。そして中央を突き上げねばなりません。