階級闘争であれ、戦役であれ、闘争の結果は物量によって規定される。兵術によって如何様にでも左右できるように考えるのは戦時中の日本の参謀将校の特徴的な考え方であり幻想でしかない。
現在の力関係の元で当選者を多数だし、もって政治目的を達成することは現実的でもないし成功もしていない。しかし、敵を耐え難いほど消耗させることで譲歩を引き出すことは可能である(現在のわが党が消耗し、譲歩しているように)。
正面決戦を行い打ち破ることが不可能であるならば相手を効率よく消耗させ、カネ、ヒト、モノの消耗を強要する事で相手の目的達成を阻むことは可能ではないか?。
小選挙区制の下で当選することは不可能だが小選挙区制とは当選するのに金のかかる制度であり、こちらが国民の合意を勝ち取れる政策を打ち出してたたかうことによって、相手を効率よく消耗させる事が可能になる。この方が現実的だと思われる。