スカンジナビアンさん、
いま貴兄のご投稿に気づき拝読させていただきました。
あまりにも時間をあけてしまったことをまずお詫びします。
あなた様の慎重な対応に私も共感がもてます。
私は、貴兄の文章をきちんと全部目を通していない段階
ですが、現時点で気づいたことを書きます。
歴史は、いままでにない新たな危機的様相を呈しています。
そのひとつして、アメリカが一国で核兵器や生物兵器などの
「人類絶滅装置体系」「人類の生命再生産破壊体系」を
手に入れ、生態系の収奪や人類への取り返しのつかない遺伝子
への不可逆的破壊行為を公然とおこないつつあること、をあげられましょう。
その様相を私は、マルクスやレーニンの訓詁学で済ませるとは思えません。
対象に現代の英知を総結集して、現実的世界の問題として
迫る必要のある課題です。
まず最初に必要なのは、いまある世界的な危機にどう立ち向かうか、
ということでしょう。
そのさいにマルクスやレーニンの方法が有効であるかないかは、
問題解決の道筋を示しえたかどうかによって図るべきことがらです。
私は、日本の危機的状況にいかに有効に立ち向かっているかどうかにおいて、マルクスやレーニンの方法をどれだけ現実解読のキイとして有効かどうかで判断したいと思います。
ですから、たやすく日本共産党を否定したりマルクスやレーニンを否定したりしません。
見極めたすえに、批判は充分にできましょう。
現代日本政治のうえで言うならば、小泉新自由主義アメリカ追従政治路線に、系統的に取り組んでいるひとつの政治団体として日本共産党の存在は、無視してはならないという実感をもっています。
ここから後は、毎日の政治的情勢変化にどう有効な抵抗の継続的対応を示しうるかどうかにある、と思っています。
舌たらずですが、現在のところ、そこでとどめておきます。