「靖国神社にはA級戦犯も戦争犯罪人ももう祭られていない、だから小泉首相は韓国や中国また国内の反対意見、そして裁判判決など気にせず、正々堂々靖国参拝ほ行うべきだ」
これは民主党の国会対策委員長で、かつて党代表選挙に出馬した事があり、党内の若手中堅に支持基盤をもつ、衆議院議員・野田佳彦の国会での大まかな質問趣意書です。
彼がこの見解の根拠としているのは「サンフランシスコ講和条約とその後の各種国会決議と関係諸国の対応で、A級戦犯や戦争犯罪人は全て名誉回復している」との認識です、だから小泉純一郎が「二度と戦争を起こさないために平和のありがたさをかみしめ、戦争で亡くなった人の御霊に祈りをささげる」と言いながら、しかし一方で「A級戦犯は戦争犯罪人だ」と認識しているのに対し、野田は「その認識は誤っている、撤回して正式に靖国参拝を行え」と言っているのです。
彼、野田佳彦は前原と同じく松下政経塾出身の政治家です。
彼らの持つ「ウルトラ右翼」的本質が、次第に露呈しはじめたと言うことだと思います。
民主党は靖国問題で、韓国や中国、アジア諸国への声にもまた高裁判決にも背を向けたのです、「どこまで堕ちるのか民主党」と声を上げるべきと思います。