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一般投稿欄

暴力革命論???

2005/10/28 長壁 満子 40代 金融

 皆さんと違って、私はレーニンもマルクスも、ロシア革命も、教科書程度の知識でしかない、びっくりするようなこれでも党員です。2ちゃん系右翼には「うそつき」呼ばわりされていますし、おとこであるなどともいわれて、個人情報を守ってくれていますが。
 ところで、これまで、たびたび、銀河さんの主張する「暴力革命論」ですが、どっちも少々無理があるような気がしてなりません。で、私なりの、一主婦もどきの「日本革命論」を述べてみたいとおもいます。

 銀河さん、私は、銀河さんの気持ちは痛いほど分かりますが、やはり、歴史、民族性などを考えると、暴力革命論などというのは絵に「描いたもち」以上でも以下でもないと思います。
 茹で蛙というだけで、トンチンカンな反応があったり、魚の血でさえ見るのが怖いわたしを、極左主義といってみたり、これほど、命の公正を掲示板という「平和な言論の場」でさけんでいるというのに、右翼系2ちゃんのなんともあきれ果てる誹謗中傷の類。
 私は、心情的にも、物理的にも、日本人は、奴隷根性が身についていますから、絶対、革命などに立ち上がらないと思います。
 障害者が命の手綱を断ち切られようとしているこの間、ようやく、日比谷に何千人も、何百人もが車椅子で駆けつけました。ですが。これも、死ぬか生きるか分かりやすく追い込まれた最後の最後のこと。早々と、施設から追い出されたかたが、不自由な身を川までひきづって、入水自殺しました(しんぶん赤旗)。これまで5年、一日、100人が自爆死している、日本の現実です。
 左翼系の方方とお話してみても、威勢の良いことはおっしゃいますが、イラク人が10万人以上殺されて入るという事実さえ把握していません。
 イラクでは、追い込まれた結果、「座して死を待つことをせず」果敢にイラク民衆がたたかっています。ですが、日本人は、ほとんど、「座して死をまつ」国民性なのです。
 あらゆる短絡的な事件の数々がおき、しかも、ほとんどが弱者がターゲットになっています。つまり、弱者である自分たちが誰と戦わなければならないのか、見えていないのです。
 ですから、正直申し上げて、労働運動も、組合も、一歩こちらからみれば、浮き上がり、内輪の盛り上がりだけのような状態が続いているのです。ちなみに昔の同僚と話しましたが、3人の子がいるお母さんですが、「つくる会」の教科書に言及しても、「平和憲法」に言及しても、ちんぷんかんぷんでした。
 運動は、隣のお母さん、おばあちゃんと断絶していても、だめなのです。
 ですが、私は、日比谷に集う仲間の中にも、イラクやアフガンの理解があり、韓国や米国の労働者と連帯しようという視点が見える限り、賛同します。
 もはや、私は、日本人というより、外圧からしか、コトは起こらないと思っています。 憲法も、額縁の中の憲法を、引きずり出して、血肉のみえる「生きた憲法」にしないと、9割の改憲政党を選ぶ国民性ですから、死滅は時間の問題。
 大御所に意見や文句を言っているのは、このためです。ですが、看板でも良いのです。全国に3000以上の「9条の会」ができたのは非難する必要はありません。9条のポスターも全国に貼られています。9条を意識できるだけでも、一歩前進です。その上で、私たちが、どう、活用し、ほんもののたたかいをしていくかです。
 くりかえしますが、今のような平和な憲法9条のたたかいでさえ、一部の者のみの認識です。ファシスト小泉や石原に、わぁっと群がる民度の低い茹で蛙根性の国民性です。
 私は、日本を変えるのは、ひとえに、民度の底上げだと思っています。あるいは、外圧、隣国やヨーロッパから経済を通じて、圧力を仕掛けられたときです。北朝鮮経済制裁をーと叫ぶ国民は、自らをお手本にしているのです。
 そして、私もですが自らが殺されても、子や孫の将来にたくすなどという殉教精神は日本人にはないでしょう。アスベスト問題も狂牛病問題も、「自分が死んだ跡はどうでも良い」と思っているから、いともずさんな処理で問題をごまかします。日本や孫・子の将来などよりも、今の身分・保身が大優先なのです。共産党はこんな国民性に迎合しながら、「がんばって」います。
 こういったところが、銀河さんと反論者との、決定的な乖離であろうとおもっています。
 ですから、私は、ひとえに、今ある「議会制民主主義」を正当に活用し、民意を反映できる選挙制度(たとえば、小選挙区廃止とか)にして、民度の向上があってこそ、日本は米国から自立できるのだと思っています。対等な外交戦略で戦争国家を拒絶できるのだと思っています。
 ちなみに、戦争勢力は、憲法という国の礎を根底から変えようとしています。まさに、クーデターが起こりつつあるのです。こんなときでさえ、銀河さんの主張に猛反論される方々は、あまりにも、脳天気な平和主義者であり、現実がみえていないとおもいます。