犯罪について追記します。同書p.128
「我々は空想家ではないから、個々人が不法行為を犯す可能性と不可能 性を否定もしないし又このような行為を行抑圧する必要も、少しも否定しない。しか し、第一に、このためには、抑圧のための特殊の機構、特殊の装置を必要としない。 武装した人民自身が、簡単かつ用意に・・・ちょうど今日の社会においてさえ、一群 をなした文化人ならだれでも、簡単かつ容易に喧嘩している人たちを引きわけ、また は婦女子への暴行を許さないように・・・これをやってのけるであろう。第二に我々 は、共同生活の規則の侵害である不法行為の根本的な社会的原因が、大衆の搾取、彼 らの困窮と貧困であることを知っている。この主要な原因が排除されるとともに、不 法行為は不可避的に「死滅し」始めるであろう。」