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ポスト小泉は竹中平蔵だ、森嘉朗のフェイントに騙されるな

2005/10/16 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 「郵政民営化解散」の前、森嘉朗前首相は「小泉純一郎に解散総選挙を止めろ と進言しようとしたが、干からびて喰えなくなったチーズが出て、きてぞんざいに扱 われた」と悲しんで見せた。
 しかし、実はその場で違憲でクーデターに等しい衆議院解散が決められ、大まかな 戦略が練られた、反対派への「刺客」や今「小泉チュウドレン」と言われる票集めの マスコットも、その場で最終的に決定されたと言われている。
 さて小泉の長年の念願だった郵政民営化法案が、反対派を見せつけ的になぶり殺し にして倒的多数で可決した後、再び森嘉朗が得意げに登場し、発言した。
 曰く「今度の組閣では、ボスト小泉争いの公平さを期すため福田・麻生・安部・谷 垣の四人を、必ず閣僚か党三役に取り立てるように小泉に進言した」「小泉もそれを 了承した」というのだ。
 だがこれにも裏が大いにありそうである、郵政民営化の後、様々な「改革」を行い、 更に誰もが成し遂げることの出来なかった「日朝国交回復」を実現する事によって、 後世に「名宰相」として名を残したい小泉純一郎にとって、その後継者はおのずと限 定されてくる。
 福田前官房長官はもう古すぎて過去の人である、麻生は相変わらず暴言を連発して も平気な輩である、安倍は安倍で日朝国交回復には最も相応しくないウルトラ右翼、 排外主義者である、そして谷垣は殆ど全てに物足らないボンボンでしかない。
 そうなれば他の誰がポスト小泉に相応しいのか、これはもうハッキリしている、小 泉の構造改革マル投げを一手に引き受け、すいすいと国会答弁に立ち、私たちを煙に 巻いてきて、しかし清新なイメージを与えてきた「竹中平蔵」しかいないのだ。
 しかも初の学者宰相として、「改革」の名前と自民党ぶっ壊しの象徴として利用で きる最良の駒なのである。
 竹中がやること、それは私たち庶民の痛みなど何も感じない、典型的な学窓のとし ての金持ち奉仕の為の「小さい政府」政策となる。
 それによって消費税も大幅にアップされるだろう、改憲も教育基本法改悪も実行さ れる、恐ろしい面相な人には出来ない「改革」が彼のボンボン面によって行われる。
 安心しては、そして標的を誤ってはならないのだ。