あなたの文章を見て、お悩みのほどよく解ります。でも、「心の叫びを書いて みました。なんとかしたいけど、自分には何かが足りません。」と、おっしゃってい るように、あなたに足りないのは、決断だと思います。
すべては、あなたの人生です。あなたにとって、プラスになることならば、あなた
の属する労働者階級にもプラスになるでしょう。
民青を自分にとって楽しい場所に変えて行く見通しがあれば今少々苦労があっても
残るべきです。どう考えてもその見通しがなければやめるか、サボタージュすればよ
いでしょう。
でも、悪いのは、民青ですか?それとも、党ですか?私は以前党員でした。そして、 大衆組織の指導に入り、随分苦労しました。なぜこんなに苦労するのかと考えた時、 大衆組織を党の方針に従えようとしたからだと解りました。それで、大衆組織は、大 衆の要求で動くようにしたら、とても楽しくなりました。
私は、今は党員ではありません。理由は、党の綱領・規約に反対だからです。でも、
大衆組織の活動は大切にしています。私の所属する大衆組織の班には、党員の方もお
りますが、指導などという重荷はおろして、みんなと楽しく語らうことを大切にして
いるようです。
そこでは、生涯にわたってかけがえのない友達ができます。親・兄弟よりも理解し
あえてとても大切な友達です。一人者の私にとっては、ほとんど家族のような存在で
す。大きな声でどなり合いの喧嘩もしますが、そのたびにより一層理解しあえて深い
結びつきになって行きます。
どうあるべきという理想はすてて、どうあるのかという現実を認識することに重点
を置いています。
相手を理解すれば自然と相手にとっていいことをしますので、相手によろこばれま す。大切なのは理解することだと思います。それが結構大変なことで一生かかっても 完全に理解することはできないと思います。
日々の努力は、世界のこと、日本のこと、友達のこと、自分のこと を理解するために費やしています。それが多分一生つづくのだと思います。誰かを指 導するということがそもそも誤りだと思います。そういう重荷は捨て去るべきだと思 います。それが許されない共産党の組織なら共産党をやめた方がいいと思います。
あなたは、多分まじめな方だと思いますので、自分を追いつめるのだけはやめてく ださい。そして、対象を素直に見つめて間違っていることを要求されたら、ボイコッ トする勇気が必要だと思います。古い党員の方々はその辺を上手にやっているから続 いているのだと思います。やめたかったらやめる勇気も大切だと思います。命をなく す訳じゃないから、また、必要があったら入りなおせばいい、ただ、関係者にどう思 われるかが気がかりだけではないでしょうか。はっきり自分の意志を示せばいつか解っ てくれると思うし、そういう態度は組織にとっても大切なことだと思います。やめる ほどの決断がないと、なかなか組織の改善はできないと思います。