ここのサイトを見ると自分も参加しながら、半分いやになってしまいます。
何か総選挙で明らかに敗北したのに「善戦した」と言って、何の責任も取らない日本共産党中央見解に、オブラートをかけたようなものが多すぎます。
しかも余りにも楽観的というか、危機感がないのです。
正直このままでは、次の総選挙で比例区の廃止か大幅削減が行われ、議席ゼロとなっても、アッケラカン何にも感じていない皆さんの顔が浮かびます。
なぜこうも「なんでも反対」ではなくて「何でも肯定」「何でも仕方ない」、「ただ評論しているだけ」がなぜこうも多いのでしょうか、呆れるくらいです。
精神科医の香山リカさんが岩波新書「いまどきの常識」に書かれている、「自分の周りはバカばかり」「お金は万能」「男女平等が国を滅ぼす」「痛い目にあうのは自己責任」「テレビで言っていたから正しい」「国を愛さなければ国民にあらず」の中に、みんな当てはまる気がしてなりません。
勿論、香山さんは皆さんのような左翼や民主主義派、そして科学的社会主義信奉者を批判するのではなく、総選挙で自民党・公明党そして民主党を支持し、大幅に右にシフトした「無党派層」の方々を批判しているし、そのように持っていってしまった国のあり方を批判しているのですが、客観的に見ればこのサイトも、「同じ穴のムジナ」化しているのではないかと心配しているのです。
もっと行動しましょう、もっと世の中見てみましょう、もっと何でもやりましょう、「小泉劇場」をただポカンと口を開けて見ているだけでは救いがないのです。
小泉がやっぱり「靖国参拝」を決行しました。
教育基本法の改悪が間近になっています、トンでもない改憲案が提出されています、共謀罪制定の動き(今国会では見送りとの話ですが)もあります。
「障害」者の方々が「障害者自立支援法」に反対し懸命に必死に闘っています、大内・小森・高橋・三宅の四人組が憲法と教育基本法反対の為に全国を駆けずり回っています、在日の方々が祖国の平和統一と、戦後補償の闘いに懸命です、全国各地のユニオンや合同労組が非正規雇用の若者達の組織化に全力投入しています。
やるべきことは一杯あるのです、もっと危機感をもって動きましょう。
ただ今あるものを守るだけではジリ貧でいずれ潰されてしまいます、自分の立場を守るだけでは崩れるだけです。
もつともっと活発で元気の出る討論を行いましょう、本当の意味でこのサイトを充実させましょう。
評論家はいつの時代でも無力なのです。