シンタロー様、お気持ちはよく理解できますが、そのように共産党が再生する可能性はないでしょう。
「同志愛を復元させ、人間の顔をした、血の通った温かい組織として再生させることができれば…」。ほんとうは、未来をになう政党はこういうものです。党内の関係が温かければ、党と国民との間も温かくなります。でも、残念ですが「復元させ」「できれば」と前提が厳しいのが実情です。
人に頼まれて入党したのではない。自らの意思で期待を抱いて党列に加わったのです。そういう人たちが、どうして未活動になったり、党から離れていくのでしょうか。
5割、7割引は当たり前。未活動党員の数です。何とか活動に復帰してもらおうと、個別に話し合い、飲み会をやったり。シンタロー様がご苦労されたように、いろいろと努力します。多少は復帰しますが、機関紙と票の営業活動が中心の活動では元の木阿弥。むしろ、嘘つきLC、支部長と信頼を失います。挙句には、耳ざわりのいい話も未活動対策の「手」であったと誤解されます。
稼働率5割で、10割の目標はできないと正直に報告する。すると、時には「革命を裏切るのか」と専従者から罵倒されます。このような決めゼリフの前には開いた口がふさがりません。
上級には課せられた目標を受け入れさせたと報告。下級にはその目標を棚上げして、自主的な目標を設定してもらう。面従腹背、嘘つき支部長や非常勤の地区委員の何と多いことか。しかし、これもそう長続きするものではありません。
機関の会議で、指導に自信がない責任がもてないと発言すると、課せられた目標を請け負うまで会議が終わりません。徹夜も珍しいことではないのです。もちろん、拷問です。
共産党はすでに内部崩壊しています。得票数、議員数、機関紙部数そして党員の数が減少しています。しかし、元横浜市立大学生さんの指摘のように、機関紙の売り上げや議員歳費からの上納金で専従者が食えている限り、党中央はご安泰なのです。
このような党を辛うじて支えているのが民主集中制であり、これを党内支配の道具としている中央から地区までの専従者です。民主集中制という武器を使い慣れた専従者は骨がらみの加害者。もう、自らを改革する意欲も力もありません。
民主集中制を廃止するのは当然として、誰かのセリフではありませんが「共産党をぶっつぶす」しかありません。しかし、その自民党も内部からでは改革できないでしょう。