明日(10.23)、先の衆議院選挙以後最初の国政選挙となる、参院神奈川県選挙区補選が行なわれます。ここにアップされる頃には、結果が出ているでしょう。
「たしかな野党」論が「しんぶん赤旗」からほとんど姿を消しました。ここに4中総をへた、共産党の微修正の特徴を感じます。私は、8.21および10.21の当サイト「一般投稿」欄でこのキャッチコピーの問題と共産党側の微修正を述べました。
新綱領に関する次の課題は、民主連合政府をめざす統一戦線づくりの実践がなされるかどうかだと思います。これは意外に近々成果が問われるのではないでしょうか?地方選挙レベルでも、共産党員首長(旧南光町、木曽福島町など)の地域でその選挙が行なわれるのです。まさか、こんな時に、「たしかな野党」で売り込みはしませんよね。また、小泉氏が「郵政民営化の次は三位一体の改革だ」と、中央省庁との「違い」をアピールする中、働く住民とその家族の立場での地方自治改革とはを論じることが、当選につながることになりはしないでしょうか。
終わりに、改革の展望を語った上での「たしかな野党」キャッチフレーズは、今回のような補選ではある程度意味があると思います。1人当選しても、議会内の力関係には影響は少ないので、現状の2大政党に批判的な多様な人々の声を集めやすいからです。かつては、このような場合は「保守分裂」の敵失として、革新派勝利の要因にできたのですから。