産業化時代は、大きな工場を建てる事の出来る資本家が強かった。
今は、産業もグローバル化して、日本に工場を建てなくとも世界中の工場をうまく使えば極端な話し、元手がなくてもアイディア次第で稼ぐことが出来るようになった。いいアイディアを持つことの出来る人が勝つ時代である。
しからば、そのいいアイディアはどうすれば出てくるだろうか? 一朝一夕にアイディアが生まれてくるわけではないし、そのアイディアを事業化したり、役立つかどうかを知るには、多くの情報がないと検証できない。結局は、多くの情報を持っている人が勝つ時代なのだろう。
中学出より、大学出の方が情報は多く持っている。日本の片田舎にじっとしてる人間より、世界を飛び回っている人間の方が情報は多く持っている。
下っ端で働いている人より、企業や、政治の中心に居る人の方が情報は持っている。言って見れば、竹中平蔵さんが一番経済情報を持っている人だろう。次期首相は、竹中氏ではないかと言う「寄らば大樹の陰」様の予測は当たっているように思う。政治は金が要る。竹中氏は、自分で経済の波を起こしているのだから、先も見えるし、金も幾らでも作りようがある。
しからば、我々情報弱者は、どうしたらいいのか、負けてばかりいなくちゃならないのか。そこが問題だ。弱者は弱者なりの情報があるだろう。それは口コミだ。口コミを大切にしなくちゃいけないと思う。竹中氏には、選挙結果の予測はついても、選挙を左右する力はない。マスコミに負けないような口コミ組織を作ることが重要だと思う。とは言え、今の日本共産党は、説教たれるばかりで大衆の声に耳を傾けようとはしない。この組織に頼っていては望み薄ではあるが、一人一人が努力して、口コミ組織を自分の周りに作ろうではないか。
何の話しでもいい、一日何人の人と、気軽く話ができたか、話す相手を増やす努力をしてみよう。そういう人間関係がいつか役立つ時がくると思う。