横レスですが風来坊さん始めまして、スカンジナビアンです。
レーニンが称えるローザによるロシア革命及びレーニン批判ですか。
マルクスとレーニンの教条主義者を自称する銀河さんがどのように回答するのか、
一同諸氏共々興味深く注目しておきましょう。
ともあれ、私の投稿をきっかけとしてあなたのような勉強家が議論に参加してくる
ことは私の本意とすることです。
紹介して頂いた、ローザの著作はもし手に入るなら読ませて頂きます。まだ今のと
ころは論点が、
・・レーニン主義はマルクス主義の唯一の後継ではなく、・・民主主義的中央集権制
なるものがマルクス主義の唯一の絶対的組織原則ではないことを証明し、・・
ということでごく限られた反論ですが、議論の中で、では、ローザの革命論・社会主
義論は(つまり未来社会論)どうなのか、風来坊さん自身の革命論・社会主義論はど
うなのかというように論点が発展していけば、なお有意義な議論になるのではと期待
しています。
ところで銀河さんの
・・(私が)不誠実な論争者(である)・・10月14日
との投稿がありましたのでお応えしておきます。
先ず、(引用に際しての敬称略)
銀河曰く、
・・あなたは共産主義・社会主義のいろはから学ばねばなりません。・・・
私はマルクスの未来社会論は既に破産していると考えます。
ロシア革命の惨状を見るならば、(ちょうど良いタイミングでローザの反論が提出
されてきたが)それはスターリンの権力簒奪という<偶然>の出来事によって、起こっ
た不幸な歴史だったとかということではないことが分かると思います。
その点ではローザの(未来社会論による)予見は的中したわけで、彼女の慧眼の鋭
さはレーニンを凌いでいたわけです。
それをレーニン(=トロッキー)独自の・・理論の根本的誤り・・(ローザの見解)
なのか、そもそもマルクス(そしてエンゲルス)の革命論自体の誤りなのか(私は只
の試論だったと考える)は今後も議論が続くでしょう。
しかし、今日的視点から述べるならば、一から勉強研究しなおさねばならないのは
マルクスの方でしょう。
彼が存命ならば、真っ先に、スエーデン社会の研究に没頭したことでしょう。そし
て、何の躊躇も無く、彼の学説を書き直すであろうと思いますよ。それは仮の話です
が、少なくとも現代においてマルクス主義者レーニン主義者を自認する者は、ロシア
革命の破産に対する批判に(例えばローザの批判)正面から答える説明責任を負って
いると思いますよ。そうです銀河さんあなたもですよ。
その際ローザや(私や)いろんな人達からのいろんな視点からの批判があるでしょ
うが、非マルクス的社会主義の成功例に触れながら、説明することは必須ですよ。成
功した非マルクス的社会主義者の側からの破産したロシア革命(およびレーニンへの)
批判は正面から受け止めねばならない必須の義務です。(両者の比較論を提出せねば
なりません。そして、そう言いたければマルクスやレーニンの社会主義論の優位性を
説明できなければなりません。)
そうです銀河さん貴方の方がマルクスをレーニンをあれこれ言う前にスエーデンや
フィンランドなどの社会を研究勉強する必要があるのです。ところがあなたは私が提
出した北欧社会モデルに対しては一言も触れていませんね。それではマルクスやレー
ニンの社会主義論がなおも、それら北欧社会よりもはるかに優れて、国民が幸福に生
活できるものであるということにはならないではないですか。
もっとも、奴隷にされかねない社会であることを自分も認めたうえでの(その点で
は銀河さんはローザの批判と一致してますが)小手先の武装継続論という尚一層危険
きわまりない提案なのですから、始めから、国民の幸福など眼中に無い乱暴な議論な
のですが、、
銀河さんの勉強研究を待ちましょう。
次に、・・不誠実な論争者・・というしてきについてです。