ここ10日余りあちこち動き回っていたので、今日やっとこのサイトを見たところです、ブラックニッカさまから二度も真摯な返信を頂いており、ありがたく拝見させて頂きました、感謝しております。
さて実は今日、このところの遠出などで中断していた10月の講演会のためのオルグをやっと再開したのですが、その中で深刻な問題にぶち当たりました。
以前元気で活発な市民運動をされていた方なのに、このところ全く姿が見えないし、誰も連絡していない女性のお家を訪問しました。
私としては初めての顔合わせでした、窓越して講演会の案内をすると「皆さんの頑張りには感謝します、しかし私はどうしょうもない」との返事が来ました。
失礼と思いつつ、もう一歩踏み込んで聞いて見ると、その女性はこれまでダウン症のご長男の介護をしつつ運動されていたのですが、それを支えてきたお母さんが入院されたのです、経済的にも時間的にも全く余裕がなくなったとの事でした。
私は取りあえずそのことを仲間に伝え、何か支援できないかと考えいるところです、世の中厳しくなりとても「自己責任」などでは解決できないことが増加していますよね。
今、この国の社会から、あらゆる意味で余裕・ゆとりが奪われています、たとえ深刻な悩みを抱える人がいてもそれを理解し支える人も、国・社会も制度的に弱体化しています。
そしてそれを「構造改革」とか「小さな政府」とか理由付けして、文字通りの「優勝劣敗」、「弱肉強食」の社会が実現されようとしています。
その攻撃に対し、闘うべき政党や組合組織などが、自己保身、自身が生き延びるために何事にも妥協し、何もしない、それが当然と思い込んでしまっている、本当に保守的になっていると思います。
私は日本共産党員ではありませんが、統一戦線的な闘いが必要な時も、また即時的な個別の課題においても、この壁にぶち当たります。
その時私が行うことは、やはり事の真実を自分で確認し、それなりに調べ声を出す、実践する事です、そして決して諦めず、粘ることが必要だと考えています。
その意味では私は上部組織に頼らないし、マル投げもしません、勿論これがどこまで続けられるか判りませんが、この世の中まだそんなに捨てたものではないと思っています。
まあ勿論、受ける方は大変な迷惑と思うでしょうが、世の中が基本的に誤っている事の結果ですから、私たちの当然の権利と考えて行動しています。
今、この世の中のウソとペテンを信じてはなりません、その意味でこの前の総選挙で共産党が「掲げた確かな野党」のスローガンは、自分で自分を限定し、自分自身を賤しめる誤ったものだと思っています。
お子さん大変と思います、しかしまだ活路は幾らでもあると信じていただければ、未来はまだ開かれると思います、勝手な事かいて申し訳ありません。(実は私自身、5年前に大病を患い一度は人生を諦めた経験があります、負けてはダメなんですね)