横着者や、不精者の形容に「縦の物を横にもしない」という表現がある。
日本共産党の民主集中制のように、厳格に縦に積み上がった組織の要所、要所に、党から給与を貰っている専従者が占めている組織では、下部の意見や、大衆の感触は上部に伝わるはずがない。
一度組織を横にして眺める工夫はできないものだろうか。組織を横にして眺めることが出来れば、上部には下部が見え、下部には上部が見えるようになる。組織内の誤解や、思いこみは、一掃できるのではないかと思うけれど、本当に良い工夫はないものだろうか。
せめて党大会の代議員には、専従党員はのぞくというような規定をもうければちょっとは違ってくるかもしれない。もしくは、専従者と一般は別々に話し合いをするとか、せめて専従者は、何パーセント以内とするというような規定はないものでしょうか。共産党員といえども人の子、給与を貰っていては本音はなかなか言えない。本音の言えない大会は、無意味だと思う。私が現役のころは、支部の代表に地区の専従者を支部代表として選出させてくれと地区が支部に要求してきた。
大衆組織でも本音が言えないと、あんなとこ出たってしょうがないと一般の人は大会代議員になることを避けてしまう人も多いです。
目下のところ私たちの地区組織では、たとえ1分でも本音を発言出来るように言論の自由が保障されているので、結構出席が楽しみになっています。