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アメリカ帝国主義の定義について、零細投資家さんへ

2005/11/05 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 さっそくのご批判ありがとうございます。
 正直申し上げます、私はコミンテルンが言ったからアメリカ帝国主義と言う言葉が定着した、など思ったこともありません、韓国・中国・アジアの人々にとって日本が帝国主義主義国であるように、アメリカも同じだと考えるから帝国主義と表現しています。
 マルクスもエンゲルスもそしてレーニンも使っているし、また私も使っている、私の知っている人も、周りの人も使っているから使っているだけです。何かに固執したなんて滅相もない、この自由な空間で使っている言葉であり定義です。
 しかしなぜかと言うか、投資家さんらしいというか、今回の投稿を読ませていただいて、その「アメリカ礼賛」振りに舌を巻いています。
 私はアメリカはどん詰まりを迎えている、ブッシュ政権を取り巻くキリスト教原理主義と、優勝劣敗的な極端な新自由主義の横行は、既に病的水準にまで達していると思っています。
 南部地区のハリケーン被害を持ち出すまでもなく、貧富の格差がより拡大し、貧しい人まともに食っていけない人々の増大、非正規雇用の増加、1日2回か3回働かなければ生きていけない状況、膨大な双子の赤字、住宅や自動車バブルの崩壊など危機がますます深まっているアメリカ、私の素人目でも暴力的に石油資源を奪う事によってやっと生き延びているアメリカ、それがそんなに素晴らしいのでしょうか。
 GMなど自動車三大メーカーの凋落は、やはりトヨタの北米での進出が原因の一つですし、またインターネットの普及は原油高騰の原因ともなっている実態経済の伴わないマネーゲームを生み出し、文字通りの砂上の楼閣を築き上げてしまいました。
 FTAなどを手段として展開している、アジアを巡る日米の熾烈な市場獲得競争は、文字通りの帝国主義的な市場の分捕り合戦でしかありません。
 もしこれが史上最高・最良の経済体制であるとすれば、逆に今地道に帝国主義の墓堀人として苦闘しつつ、着実に力をつけている労働者と貧困層、マイノリティの人々の総決起も、間近かなと思ったりするのです。
 しかし現在アメリカが行っている戦争政策は、本当に正しいものなのでしょうか、このまま他山の石として見るだけでいいのでしょうか?
 史的弁証法的な検証も必要と思います。
 書いていくうちに、なんか前と同じようなものになった気がしています。
 また整理して討論したいと思います。