人文学徒さんが、原仙作さんの「二つの選挙総括」を共産党への質問状とする「運動」を提唱しています。もし、提出した質問状に共産党が何らかの回答を寄せてきたとすると、その内容はともかくとして回答したことに非常な意味があることになります。大げさに言えば、共産党に体質変化が生じていることになります。
そういう点では、ぜひとも質問状を提出してください。
「さざ波通信」編集部が仲介することを了承し、原さんも自らの「選挙総括」を使うことを了解しているので、質問状そのものの提出に問題はありません。人文学徒さんは「連名」とするよう希望していて、数を力としたいようですが数にこだわることもないでしょう。
この質問状に共産党から回答がくると、どうして大きな意義があるのでしょうか。
1、回答は質問状を仲介する「さざ波通信」編集部にとどくことになり、共産党が公式に「さざ波通信」の存在を認めたことになります。
「さざ波通信」に投稿した共産党員を特別のチームをつくって洗い出し、特定された党員を査問し処分しているのが、ほかならぬ共産党なのです。
つまり、共産党は「さざ波通信」を敵視しているわけです。その敵に対して、仲介とはいえ回答を寄せるということはその存在を認め、質問・回答の関係を新たにつくることになります。
このような関係は、公党間や報道機関との関係しかありません。
2、共産党は、所属支部と本名を明記した党員の質問状や意見書に対しても、回答しないことがあります。
これに対して、党員ではない原さんの「選挙総括」に、ペンネームやハンドルネームの「連名」をたくさん添付しても、なおさら回答してくるとは限りません。
ですから、もし共産党が回答してくるならば画期的なことになります。
3、共産党からの回答は、当然のように「さざ波通信」で公開されることになります。すると、ただちに第二、第三の質問状をだそうという「運動」がおきます。共産党に言いたいこと、聞きたいことは山ほどあるわけですから、質問・回答の「交流関係」が成立すればこれを活用しない手はありません。
すると、党内の正規のルートで質問や意見をだしていた党員は、全員が「さざ波通信」を使うようになるでしょう。もちろん、党員ではない方々も同様です。
4、結局、「さざ波通信」を媒体として、事実上の公開討論の場が発生し、それが党員間・支部間交流につながっていきます。もう、共産党の体質変化どころではないかもしれません。
以上のことから、人文学徒さんの提案はぜひとも実行してください。そして、共産党からの回答がくるのを祈っています。まともに回答してくるならば、まだ共産党には一抹の望みがあるかもしれません。