このところご活躍で敬意を表します。
私もただ見逃していたのですが、「スカンジナビアン」というハンドルネーム、北欧諸国礼賛というか、お気に入りのためにご使用されているのですね。やっとわかった気がしています。
しかし北欧好きは理解するのですが、相手に討論を持ちかけたり、批判する時は、やはりその根拠を明確にしないと始まりません。
それで私が把握している範囲また手元に置いている資料などで情報提供します、それでスカンジナビアンさんがやはり正しいのか、銀河さんが正しいのか、反戦反ファッシズム連合さんが正しいのか判断したいと思います。
まず(北欧諸国の地図上の定義)
普通、北欧諸国と言うと、北からアイスランド、ノールウエイ,フィンランド、スエーデン、そしてデンマークの5国だと思います。
まあ時には緯度からイギリスやアイルランドを加えることもありますがー。
人口はいずれも1000万人以下の小規模国です、日本などと単純比較は出来ません。
次に色々な指数的比較です。
軍事費国内総生産(GDP)に占める軍事費の割合
データのないアイスランドを除き、デンマークが2%未満後の国は2~3%でドイツなどより高い(1%の日本の数倍です)
いずれも軍備を持った「普通の国」で理念的には日本より劣ります。
兵器の輸出
スエーデン11億ドルで世界11位、ノールウエイも10億ドル未満だが高い
徴兵制度
データのないアイスランドを除き、すべて徴兵制実施
犯罪発生状況
スエーデン、年発生刑法犯罪100万件(日本170万件)
人口割合で計算すると日本の7倍、強盗件数は100倍
税金関係
(消費税)アイスランド24,5%ノールウエイ24%フィンランド22%スエーデン25%デンマーク25%
(食料消費税)アイスランド14%ノールウエイ12%フィンランド17%スエーデン12%他は消費税と同じ
公務員数(全労働者に対する比率)
アイスランド23%ノールウエイ37%フィンランド28%スエーデン38%デンマーク26%(日本7%)
などです、この前、フィンランドの学力が世界一と評価され有名になりましたが、色々調べてみると社会保障制度が充実と言っても視察された保育関係の人は「とてもここの国には住めない」とおっしゃっています。
産業でも携帯電話で世界のトップを走るフィンランドのノキアは有名ですが、それ以外に有力な企業は数少ないと思います。
軍事産業の関係は軍事機密かデータが少ないですが、少なくともスエーデンの輸出世界11位は気になります。
北欧諸国が礼賛に値する国なのかは、もっとよく確認し吟味する必要があります。
批判の為に使うのではなく、良い所は学べばいいし、悪いところは直せばいいのです、その意味で北欧諸国は参考になっても、とても「理想の国」などと言えないのではないかと思っています。