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「指揮労働」と言う造語について

2005/11/21 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 「指揮労働」この訳分からない不明な言葉が、このサイトの一部で囁かれている。
 辞書にも載っていない、さりとてマルクス主義古典文献にも載っていない。
 そして残念ながらインターネットで捜しても見つからない。
 一体この「指揮労働」ってなんなの?
 確かに簡単な言葉を連ねたものだ、「指揮」と「労働」と言うまったく別の言葉を重ねたものだ、しかも曖昧模糊とした言葉である。
 よく使う人は「医師とレントゲン技師の関係」などと使われているようだが、それならば工場の主任や係長、課長、主査はそれに該当するのか?
 資本家・ブルジョワジーが支配階級だというのは理解できる、しかし主任や係長だって部下を指揮監督する、それが支配階級だとはとても思えない。
 せいぜい使われる側の内部の矛盾、管理システムの一形態でしかない。
 今の世の中だ、「指揮する人」と「される人」が一夜でその立場が逆転する事もありうる。
 それが社会変革や、基本的な支配に大きく影響を与えるとは思えない。
 なんか勘違いしている、同じ仲間、せいぜい入社年次や、学歴の違いがあるだけで同じ労働者が対立するとは思わないし、そうなっては支配する側を喜ばせるだけである。
 「指揮労働」と言う言葉をよく使う人に御願いしたい、是非その言葉の意味を明らかに、誰にでもわかるように解説して欲しい。 そう御願いしたい。
 分からない言葉で論争しても何にもならない。