今年も11月13日(日)、都内・渋谷区恵比寿公園で若者雇用大集会がありましたね。キャッチフレーズとかは把握してませんが、5つの小分科会に分かれ、ひどくなる一方の不安定で苛酷な雇用実態リポートがあったそうです。グローバリゼーションなんてロクなものではないのはもはや誰の目にも明らか。でも、ここんちは又もや事前の『参加希望者募集要項』が来ませんでした。これで3度目(怒)。2年前、そして去年に引き続いて!!です(怒)もうホントにここんちの専従は信用できません。厳しく追及すれば、悪びれもせず「ゴメン、選挙ラッシュだったんで。来年又来てよ」なんて誰が信用するか。もうお前には頼まん。
ホント信用できないのですが、オジサンならまだしもその専従もまた青年なのです。
とは言えまだ一度も参加できないのは、やっぱり悔しいの一言。マァ、折り目正しい党(及び全労連)の主催だから、来年初参加できたとしても「前向き発言」「ガンバリマショウ宣言」聞かされるだけでトンボ帰りしなきゃならないのだけはイヤですけれど(?)・・・。
新保守主義側の卑劣な締め付け、イヤガラセ策略、それがモロに反映されている職場の惨状・暴露報告のみならず、改悪労働法とかをレクチャーしてくれるのなら、少々のムリをおしてでも上京する価値はあるけれど・・・。
ところで、同世代・青年層勤労者に聞いてほしいのですが。
いくら自発的意思とは言え、もしくは、社会保障フィールドワーク目的であっても、「最低賃金生活体験」(以下、「最賃」「最賃体験」という。)をするのは絶対にやめたほうがいいですよ、と言いたいのです。それと、からかい半分で試みることももってのほかです。もしどうしても機関から依頼受けて試みなければならない立場だとしたら、長くても1週間以内が限度ではないでしょうか? 専門の医師に事前に相談することは不可欠でしょうね。
「最賃生活が実際にどんなに悲惨で、憲法の幸福追求権に反する非人間的なものか、3週間実地に試みてみた」という強者(つわもの)の話を聞いたことがあります。でもその人、約4週間経過した頃、体調の異変に気付き、しばらく通院を余儀なくされたそうなんですよ。自分でも「そう言えば何げにフラフラ感が続いたよなぁ」と述懐してもいました。
なんでも、その人、最賃トライ中は「後半ごろはインスタントラーメンが続いたし、パンの耳なんかを食っていた」そうですし、飲み物に至っては「何年か前に買ったまま忘れてたポカリスウェット粉末を水に溶かしてチビチビ飲んでた」ぐらいですから、身体を壊さないほうが不思議ですよね。
医学部出身の友人(A君)にそのエピソードを話したら、「悪ノリとしか思えない! そんな酔狂沙汰、今後一切やめろ! 身体は誰にとっても資本なんだゾ。骨密度を測定してくれる医療機関知ってるから紹介しといてやる」とあきれていました。
A君によると、インスタント食品主体の食生活に慣れると、リンの過剰摂取で臓器に負担がかかるし、塩分過多で血液中にカルシウムが流失してしまうため、骨粗少症になりやすくなる(つまり、骨がもろくなる)、とのことでした。のみならず、「亜鉛(Zn)欠乏症」の引き金にもなりうるリスキーな愚行だとも指摘していました。これはファーストフード、具体的にはコンビニ弁当やマクド、ケンタッキーフライドチキン等の日常的摂取にも言えるとのことです。
ですので、これから「最賃体験」トライしてみようかな、とお考えの人。マサカ、このサイト読者諸賢には居ないと思いますが、くれぐれもやめておくべきです。明らかに健康を害します。最賃明けに医者通いではかえって医療費も高くつきますし、笑い話にもなりませんから。何年か前に『民新』でも最賃体験コーナーが載ってましたが、あれを命じた人、人権感覚を疑います。職権指示(?)とはいえ、民新編集部員も悪ノリ命令に昂然と批判をしてほしいです。ともあれ、あんな“武勇伝”、マネしないでください。
なお、最賃の個別具体的な金額ですが、当然ながら、国内経済事情や各都道府県ごとの経済ファンダメンタルズに応じて厚生労働省がその額を決めており、毎年改定されてはいます。ただ、時給については過去2~3年間ぐらい最賃額が凍結されていたそうです。今年は改定になったはずですが、なぜか日給額は未公表なままのようです(※正確な数値をご存じの方はご指摘ください)。
また、現実に最低賃金法(最賃法)が各企業で遵守されているか否かを厳しくチェックする機関は各地の労働基準監督署(労基署)なのですが、違反事業所が摘発されたとしても、罰金の額はたった5千円なのだそうです。これでは、摘発事業所が「運が悪かった」程度の認識しかもたないとしても不思議ではないですよね。
ここんちの県の最賃額を言うわけにはいきませんが、確か、最賃の最高額が東京都、最低額が青森県か、もしくは鹿児島県、宮崎県だと聞いたことがあります。