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シンタロウさんの市民の護憲政党

2005/11/05 滝川 40代 学生

 先月送ったのですが送信ミスが起きていたようなので再度送ります。

 新党を立ち上げるほどのエネルギーが護憲派市民にあるとすれば やはりまず既存の護憲政党の共闘体制作りを試みてほしいと思う。 反共意識が強い日本では難しいというご意見ですが、 少なくとも新社会党は前回の総選挙の際、社共両党に 共闘の申し入れを行っている。

 旧社会党については、私も「70年代の遅くない時期に 民主連合政府樹立を!」という頃に活動を始めたので 革新統一戦線崩壊を落胆しながら見てきたし、 労組の役選に立候補した際に激しく思想攻撃を受けた経験もある。

 しかし、現在では旧社会党は三つの政党に分裂してしまっているし、社民・新社会と共産の政策は共通点のほうが圧倒的に多い。
 これにネットや市民の党が加わる可能性が無いとは言えないのではないか。自公が共闘する時代に社共等が共闘できないというのは情けなさ過ぎる。

 最近読んだ雑誌「世界」所収論文の中に市民団体が中道・左派政党にブロック構築を要望しブロック構築後も共闘体制を監視しているというイタリアの例が紹介されていた。
 日本でもこのような護憲派市民運動が生まれることを切に希望する。

 シンタロウさんの構想でいくと自民・民主に流れている護憲派の票が護憲新党に結集されるのはプラスかもしれないが社・共に流れている護憲派の票も当然新党に流れるわけで結果として社共の議席は減少し、社共より立場の明確でない不安定な新党(しかもそれほど議席の多くない)が生まれるということになりはしないだろうか。