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確かな野党

2005/11/12 ロム3

 「確かな野党」と言うキャッチフレーズは、確かではないかとこの頃思い始めている。

 今、日本の資本主義は、諸外国の金融資本の草刈り場的様相を呈していると思う。

 日本は戦後一貫して、アメリカに追随して来た。そのアメリカは、好戦国だ。朝鮮戦争、ベトナム戦争、東西冷戦、ユーゴ内戦への介入と関与。そしてイラク戦争と、その都度日本は憲法上直接には交戦部隊を送ることはしないが、基地を提供し、軍資金を投入したり、アメリカ国債を購入したりして、アメリカを支援してきた。アメリカが戦争をすることによって、日米の企業が共に栄えるという持ちつ持たれつの関係にある。

 こういう現実の中で、今すぐ日本共産党が与党となるのは望みは薄い。竹中平蔵氏でさえ、今の資本主義は、ブレーキの無いジェットコースターだと評していたことがある。

 ブレーキが故障したのではない。始めからブレーキがついて居ないのが資本主義なのだ。かっては、ソビエトなどの旧社会主義国がブレーキとは言えないまでも、速度を落とす役割を果たしていた。それも 消え失せ、現在の資本主義というジェットコースターは、全速力で 疾走している。ますますスピードをつけるジェットコースターから いつ我々は振り落とされるかわからない。

 「確かな野党」は、ブレーキなのだ。「資本の力」がもたらした科学技術の発展を人類のために真に役立てる方向に育てるように見守るのが「確かな野党」だと思う。放っておいたら、ジェットコースターは脱線転覆する。すなわち、大戦争であったり、ハイパーインフレであったりする。そういった惨事を防ぎ、明日の労働力や、次世代の労働力の再生産が出来る様な健全な社会へ誘導するのが日本共産党の役割だと思う。単に資本を攻撃するだけでは、駄目だと思う。今の資本の成り立ちをつぶさに研究する必要があると思う。

 さあー、あなたも私も21世紀のマルクスになろう。
 マルクス主義の日本共産党の再構築をしよう。