色々とありがとうございます。
ローザ・ルクセンブルクについてはそんなに詳しくもないし
、信奉もしていません、結局のところ同時代に存在していたマ
ルクス主義者で、片方は革命に勝利し、片方は革命に敗北した
、ただそれだけです。
しかし今古本屋で見つけた「ロシア共産党党内闘争史」を読
み始めているのですが、本当に面白いのです。
レーニンってロシア共産党の中では右派なんですね、極左派
って言うのはマルクス主義理想主義派とでも言うか、革命的ロ
マンチズムなんですね。
しかし「遅れたロシア」で初めてプロレタリア独裁国家が出
現する、党内はバラバラ、メンシェヴィキもおればエスエルも
いる、内乱が起きる、白軍が蜂起する、ドイツとは戦争中、外
国は武力で完勝してくる、もう大変です。
レーニンも右に行ったり左に行ったり、右往左往する、政敵
も出てきたり引っ込んだり、あのドイツとの「ブレスト・リト
フスク条約」なんてトンでもない妥協だし、勿論「ネップ」も
そう、ロシアが生き延びるためには必要だったのです。
もしまだマルクスが生きていたら「ドイツ・イデオロギー」
ではないけど、色々に形容してレーニンをコテンパンに批判し
、やっつけたでしょう、時には「この反革命分子」とか叱り飛
ばしたりしてー。
確かにレーニンはこわもてのおじさんだったし、敵にとって
は冷酷な指導者だった、ブルジョワジーとか外国とか、革命を
根底からひっくり返そうとする敵に対しては鉄の団結で応じた
、しかし驚くほどに柔軟性を発揮していた、だから彼を指導者
にしてロシア革命は勝利した、そしてこのサイトの皆さんにア
レルギーを発生させている「粛清」なんてまずない、右派も、
左派も、中央派も、極左派も徹底的に批判されても、チャンと
いつの間にか返り咲き指導部に復帰している、ブハーリンもカ
ーメネフも、ジノヴィエフだってそうだ。
トロツキーなとが追放され、レーニンが「最後の闘争」をす
る頃はまだ読んでいないのですが、レーニンが元気なうちは、
こんな状態がずっと続く訳です。
元々レーニンの「国家と革命」なんて「共産党宣言」などマ
ルクスとエンゲルスからの引用が多いし、文字通りマルクス主
義理想派なんですね。
何でこのサイトの方々に「レーニン・アレルギー」や「プロ
レタリア独裁恐怖症」が多いのか、殆ど理解できない。
はっきりしているのは、革命と言う非常時に、のほほんとし
ていて敵に勝てる訳がない、敵に囲まれて殴られているのに抵
抗しないなんておかしい。
誰も助けてくれない、その時は身を固めるしかない、こんな
の生物学的にも当たり前なんですね。
本当はローザ・ルクセンブルクにもカール・リープクネヒト
にも長生きしてドイツ革命に勝利して欲しかった。
そしたらスターリンなんて男、絶対スターリン主義的独裁権
力握れなかった、世界は全く変わっていたと思うのです。
最近こんな討論が活発になってきて、ビックリしたことがあ
る、それはレーニン嫌いの人の殆どがブルジョワジー・資本主
義礼賛なんですね、もう擁護なんて域外れている、元々「共産
主義」「科学的社会主義」と無縁の人たちなんだとやっと判っ
た気がしています、批判のための批判なんですね。
根本的には民主党と何ら変わらない、この世の中が変わって
欲しくないと思っている人が多いのです。
まあ今後ともそう嫌がらず論争して行きましょう、何か得る
ことあると思います、よろしくお願い致します。