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一般投稿欄

銀河氏の「共闘」論

2006/01/22 杜魯月 20代 学習塾講師

 銀河氏の1月16日の投稿は、素晴らしい。
 氏は、「奥歯に物をはさまず」、自らの党派性を可能な限り の表現で表明した。このこと自体には、心より、敬意を表しま す。座標軸をはっきりさせないで、「奥歯にもののはさまった 」批判をしている者より、よっぽど良い。

【氏の主張について】
(1)氏が中核派に非常に近い人だと分かりました。
 氏の投稿を読んでない方の為に、中核派を支持する氏の主張 を抜粋しておきましょう;

<カクマルとは反革命ファシストの党派です。>
<だが、カクマルは、中核派や新左翼各派の反撃のために凋落 の道をたどっているのです>
<中核派は本来の革命運動、労働者階級の解放闘争に本腰を入 れ始めた>
<日本共産党の声明は中核派との共闘を排除するというのが本 音です>

(2)日本共産党に共闘を呼びかけると言うより、日本共産党を カクマル同様の階級的と定義し、味方ではないと明確に主張さ れています。
 同様に、氏の主張を抜粋しておきましょう;

<排外主義党として日本帝国主義に屈服した日本共産党が中核 派と共闘すればその戦いのなかで、真剣に改憲を阻止しようと する党派がどちらにあるかが明らかになるのです>
<共産党は、労働者階級の敵になってしまったのです。>
<共産党を何故味方として呼び込まねばならないのか>

 氏の言いたいエッセンスを分かりやすく要約すると以下のよ うになる:

A.日本共産党は、階級的であり、本来、共闘の対象にはな らない。
B.共産党が階級的であると言う「事実」を知らない党員や支持 者が、 未だに多数、この党に期待している。
C. 従って、本来、共闘の対象にならない階級的だが、護憲運 動など で、中核派との「共闘」を仕組めば、運動を通じて、 良心的な党員、支持者に、中 核派と共産党とどちらが真の前 衛か明らかになる。
D.最終的には、日本共産党の「反革命性」に気づいた人民が中 核派に 結集する。

 この氏の主張は、主張、論理、そして引用例までが、”憲法 闘争に分裂を持ち込み内外で弾劾される日共中央“(「前進」2005/12/19 )と全く同じです。

 冒頭、氏の姿勢には敬意を表しましたが、残念ながら、中核 派と私の立場は180度違います。 

 中核派は、共産党の「反革命性を暴く」為に、護憲で「共闘 」し、党員や支持者を日本共産党から引き離すと、言っている 。自らは、こうした立場をとりつつ、“共産党が「共闘」しな いから、「分裂主義」”と、セクト主義丸出しの笑止千万な「 共闘」論を振り回しているのが中核派です。
 この点は、革マルも同じであり、反スタ「左翼」に共通して いる。最も、「共産党の破壊・打倒」が彼らの綱領的テーゼで ある以上、彼らの「共闘」とは、所詮、この様なものと言えま しょう。

 「寄らば大樹の陰」さまが、素晴らしいことを仰ってます。 「仲間を背後から撃って平気なヤツを私は信用しない」と…. 。日本共産党は、将に「後ろから、平気で撃ってくる」中核派 、革マルを信用しないのです。