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新党構想の補足、元横浜市立大生さんへ

2006/01/24 民主集中生 60代以上

 新党構想の補足、元横浜市立大生さんへ

 つたない新党構想をお読みいただきありがとうございました 。ご指摘の2点について述べます。

「弱者優先」ということ
 適当なことばがわからないので、このように表現しました。
 二項対立でいうと、大企業:中小零細企業、経営者:従業員 、キャリア官僚:ノンキャリ、金持ち:非金持ち、大人:幼児 、健常者:障害者、自動車:歩行者などなど。

 ベテランと新人がまじってグループで軽登山をします。先頭 はもちろんベテラン。二番手は、グループのなかでもっとも足 のよわい人。三番手から適当にならんで、最後尾もベテラン。 先頭者は、うしろにつづく足弱の息づかい、ペースを背中で感 じながら歩く速度を調整します。
 つまり、一番の足弱が基準になっていますので、その人より も強い人はすべて歩きとおすことができます。これで全員が過 重な負担がなく山歩きを楽しめます。
 それではつまらないという者は、健脚者でグループをつくれ ばいいのです。

 いまの世の中は、意識していなくても少数者である「強者優 先」が基準になっています。これは間違いです。新党ではこれ を改めて、「弱者優先」を政策の基本とします。
 戦国大名のほとんどが「天下をとることを目指していた」と いうのはウソ。おなじように、会社員の大半が社長になること を目標にしているわけではありません。おおくの人々は、強者 にならなくとも、安定した穏やかな生活を望んでいるとおもい ます。

 したがって、ここでいう「弱者」とは、ほとんどの国民のこ とです。「強者優先」を際立たせ、それに対抗する意味であえ て「弱者優先」という言葉をつかいました。 「弱者」ということには抵抗があるでしょう。この意味では、 より適切な用語が必要です。おおくの方々のお知恵を借りたい ものです。

 また、「弱者救済」には、強い者が弱い者を「助けてやる」 「哀れんでやる」という影があります。ほんとうの社会は、「 弱者」こそが主人公なのです。

「世界的な視野が入っていない」ということ
 ご指摘のとおりです。実際の新党をつくるためには、よりお おくの人たちが意見を出し合い議論を重ねて、そのうえで一つ ひとつ固めていくことが前提です。

 新党を考えるうえで重要なことは、まず、共産党の衣をきれ いサッパリと脱ぎ捨てて、新党領域に踏み込むことだと思いま す。たとえ懐疑的ではあっても、まず新党領域に軸足をおいて 知恵を出し合えば、構想が具体化していくと確信しています。