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内ゲバ反対論について

2006/01/27 スカンジナビアン

   私は、この間幾度か第4インターのホームページを利用して 、彼らとメールのやり取りをしてきた。(もちろん中核や革命 マルなどののホームページも覗いているがメールのやり取りは していない)
 以前私自身の学生時代の経験を紹介したが、第4インターの グループとは、意見の違いはあるものの、ともに革マルの暴力 支配に反対・内ゲバ反対の立場は共通しており、部分的な共闘 を組んだことがあるからだ。
 今回、メールの回答者氏(今のところ1人だが、当番によっ ては複数かもしれない)の了承を得ることができたので、ここ に紹介することとしました。
 彼らの公式ホームページ(かけはし)からだけではいささか 言葉足らずな部分もあるかもしれないので、具体的な質問をし てみたものです。
 質問の内容は・・・99年当時の反内ゲバ論は護憲運動が叫 ばれる昨今も変わりは無いのか・・・というものです。

>ご連絡ありがとうございます。

私たちの内ゲバ反対の立場は、1999年当時と変わってい ません。
 現在の大衆運動の中で、革マル派や中核派が、さまざまな「 大衆運動団体」を名乗りながら、反戦運動や憲法改悪反対運動 に入ってくることに対して、私たちは実行委員会の中で反対の 立場を明確にしています。
 彼らが数多くの内ゲバ殺人行為にかかわったことに口をつぐ み、謝罪もせずに「自分たちは党派ではありません」という言 い訳をしながら市民権を得ようとすることは容認できません。 「過去のいきさつを不問にして」と彼らの言い分を認めること は、大衆運動の発展を阻害する結果になってしまうからです。
 この点で、最近の共産党の「赤旗」に掲載されている「無差 別テロ賛美の中核、革マルを憲法運動の共闘の対象から排除」 の立場は、結論的には正しいのですが、「内ゲバ」の歴史への 言及が弱いように感じられます。

・・・私もそう感じたので早速この点は共産党に忠告・注文の メールを送った所だった。彼らとは実に共通点が多い。・・・  

>内ゲバ問題は、われわれがどのような社会をめざすのかにか かわる重大問題であり、人権や民主主義にかかわる問題です。

・・・このような認識は当然のことであり、自分自身の立場を 革命的立場に立つものであると自負する者ならなお更当然のこ とだろう。如何なる未来社会像を掲げているのかが深くかかわ ってくる重大問題なのだから。
 まさに彼らもそう主張している。
 だから銀河氏を反動的立場の人と私は認識している。
 つまり、そういう立場に立たない人を私は革命的立場に立つ ものとは認めない。
 反革命反動にすぎないと思う。・・・

>「非暴力」の集会です、というにとどまらず、「異なった見 解を暴力で否定しようとする主張と行動」へのはっきりとした 否定、かつてそうした運動内部の暴力行使にかかわり、それを 今日にいたるまで謝罪していない集団に対しては、真摯な自己 批判を行うことが、「共闘」の前提です。

・・・これは 当然のことだが、それでも少し立場が弱い気が する。真摯な自己批判とはどの程度のことかと言う問題が生じ るからで、杜魯月氏が言うように解党・解散的自己 批判が必 要になろう。その場合は解散してしまうのだから、そもそも共 闘対象が消えて なくなるので共闘の是非問題そのものがなく なるのだが。
 以上簡単に紹介します。