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豪雪テロ対策が急務

2006/01/09 長壁 満子 40代 金融

 相変わらず、乳児連れ去り事件の話題づくりにかまびすしいテレビである。茹で蛙の面々が、ゲロゲロゲロゲロ、わめいている。先の下関駅放火事件も、幸い死亡者がいなかったからなのか、犯人の動機など事件の背景等検証することもないようだ。たまたま、高齢者の事件ということ、「腹が減ってむしゃくしゃして」とくちばしった状況を、私は看過できなかったが故、「高齢の方がこんなとんでもない犯罪を」といった視点でみたのだが、巷の茹で蛙どもは、ただ、犯罪者=凶悪犯という見立てだけで、排除100%で解決しようとする。少し深く掘り下げて事件を見ようとか、犯人の側に寄り添って検証しようとする言説には、言葉の片言節句をとらえて(方と敬語をつかったこと)、まるで、鬼の首である。
 全国民の茹で蛙化に、つくづく、あきれ果てるのみである。今後、ますます、こうした事件は増大し、私もあなたも、いつ、巻き添えになるか、時間の問題であろう。
 先の先のこども殺害事件は、自衛官の子一人のみは鳴り物入りで犯人を捕らえたが、続く女児。男児はどうなったのだろうか。
 逆探知、防犯カメラ、盗聴網が全国張りめぐらされ、「誘拐などしても、成功はほとんどなく、割に合わないんですよね、まともに考えればしないはず」と、ぬかすコメンテーターであるが、ならば、この2人の男女児の事件はどう説明するのだろうか。それとも、このひとたちの頭には、もうすでに過去のことなのか。20数年前の「拉致」だけは、都合良いときのみ特別扱いだが。とにもかくにも、事件の根源に迫る報道、時代への検証などかけらもない垂れ流しか、ドラマ仕立ての安易な報道ばかりが流布している。国内の事件でさえこうなのだから、遠くイラクの戦争状況など理解できなくて当然なのだろう。
 イラク人の血のメッセージも、拷問しさせられていく人々の無念も、国内での犯罪者のたどる経緯も背後関係も一切関係なく、ただただ、テロだ、誘拐だ、放火だと、表面のみ追っかけるメディアでは、およそ、根本解決にはならない。犯罪を誘発するだけである。
 また、全国でのどか雪。お年寄りが60、70人と犠牲になる中、負傷者も1100人という。自衛隊のお出ましで、なれぬ雪かきに苦労されているようだが、いよいよ、自衛隊は災害救助平和隊として、国内・海外で、活躍するのが良いだろう。ブッシュ式の架空テロなどを夢見ることなく、まず、国内の自然・人口災害に奮闘してもらいたい。全体の4割だったかの公務員である。生活犠牲者1日100人の血税をはじめ、国民から給料をもらっている身分である。海外で殺戮練習をするための血税でなく、私達生存権をまもってくれるためなら、高給取りであろうが文句は言わない。もちろん、国会議員をはじめ他の公務員も同じである。
 それにしても、「全国民ゆで蛙化」は急ピッチで進んでいる。