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一般投稿欄

憲法改悪阻止の国民的共同を真に実現するために臨時党大 会を開催すべし。

2006/01/16 シンタロー 50代 公務員

「・・・日本共産党は、反戦・平和の一貫した歴史を持つ党と して、憲法改悪反対の一点でのゆるぎない国民的多数派を結集 するために、党の存在意義をかけてたたかうものです。・・・ ・・・・」

 これは24回党大会での中央委員会に対する報告の一節の 中にある志位委員長の発言である。そして、このあとに政治的 立場、思想・信条の違いを超えた広い国民的共同の前進のため に力を尽くしますとうたい、この一年半で「9条の会」が四千 を突破したことや、いわゆる憲法改悪反対の「共同センター」 や、各種民主団体についてのコメントがなされるのであるが、 憲法問題においては、同じ政策的主張を持つ社民党などの名前 はこの国民的共同の中にはその名前すらでてこない。
 我が愛する日本共産党はいつから、このようなセクト主義に こりかたまった政党になってしまったのであろうか。
 かって、70年代に日本共産党が大きく躍進した時代に、国政 上の革新統一戦線の結成に関する旧社会党との合意が成立した 。
 しかし、これがいわゆる80年の「社公合意」で一方的に旧社 会党に踏みにじられて以来、いわゆる共産党排除の時代が始ま り、共産党を除いたオール与党・密室協議の時代が長く続いた ことは事実である。
 この過程において旧社会党は国会での共同のレベルのみなら ず、あらゆるレベルの大衆運動から日本共産党を排除するヘゲ モニーを進んでとった。
 かって土井たか子氏が旧社会党委員長だった頃、この「社公 合意」について弁解をおこなったが、事実に反してまったく説 得力のないものであった。そして、ついにこの反共主義が昂じ て、旧社会党は自民党との連立政権という日本の革新勢力に対 する裏切り行為にまで及んだ。
 そして、裏切りの当然の代償として旧社会党は解体し、国民 の支持を大きく失ってしまった。
 このプロセスから社民党と新社会党が派生するのであるが、 彼らの反共主義だけは頑なに残った。
 何しろ社民党は前回総選挙で憲法改悪を主張する民主党と選 挙協力を結ぶものの、相変わらずに共産党とはあくまでも一線 を画し続けたのであった。。
 ところがここにきて、新社会党のほうから憲法改悪阻止のた めの政党間共闘のための協議の窓口の設置を社民党も含みこん だかたちで申し入れてきた。これは憲法をめぐる情勢の急展開 が彼らを突き動かしたものであったと思う。
 ここに反共主義の壁に風穴があき、護憲政党間の共同と共闘 が実現する突破口が開かれ始めたというのが通常の感覚と認識 であろうと思うが、しかし、我が愛する日本共産党はこの千載 一遇のチャンスを自ら拒んでしまったのである。
 党中央はこの間の新社会党とのやりとりの詳細を明らかにす べきである。今となってはあとのまつりではあるが、全党員へ 情報公開して、彼らとの共同の是非を党内に問うべきであった だろう。
 事がここにいたって、私は憲法擁護の本当の意味での国民的 共同を作り上げるために緊急の臨時党大会を開催し、どうすれ ば本当の意味での国民的な共同が実現できるか、全党的な討論 を早急に巻き起こすべきだと思う。
 この問題を党中央にまかせてはいられないし、今回の党大会 でも新社会党からの協議の申し入れを拒否したことに関する議 論が、党中央からも、代議員の発言からもでていない。一体何 のための党大会なのかむなしいかぎりである。
 下から党大会を招集するためには、規約上どのような手続き が必要か、お恥ずかしいが疎いものである。
 詳しい方がいらっしゃればご教示願いたい。